今年は人々が免疫を持たない新型のノロウィルスの発生で、
ノロウィルスが大流行しそうですよね?
手洗いうがいを励行することで、感染することをぐ〜んと
抑える事ができますが、でもうちの犬はノロウィルス大丈夫なの?
今日はノロウィルスと犬のことを書こうと思います。
ノロウィルス 犬は感染するの?
毎年秋以降に流行するノロウィルス。
感染すると激しい下痢と嘔吐にみまわれ、
ちょっとした地獄体験を味わうことになります。
今年は人々が免疫をまだ持たない新型のノロウィルスが流行するのではないか?
とかなり危惧されているので、かなりナーバスになっている人も多いのでは?
ノロウィルスで重症化することは非常にまれですが、抵抗力の弱いお年寄りや
体力のない幼児にとっては、気を抜けない恐ろしい病気です。
手洗いやうがい、消毒剤などの使用によって感染を抑えることはできますが、
感染して発症してしまうと、脱水症状を抑えるなどの対症療法しか治療法はないので
結構やっかいです。
ワクチンや薬などがないため、なるべく感染しないように予防したいもの。
でも待って!
うちの犬も、ノロウィルスに感染するの?
もしかしたら私が犬にノロウィルスを移しちゃったり、
反対に犬が私にノロウィルスを移しちゃったりとかするの?
人間の間で流行するノロウィルスは、『ヒトノロウィルス』と言い、
そのノロウィルスが犬に感染したという例は今まで1度もありません。
それはウィルスの特徴として、人のものは人に、犬のものは犬に感染するという性質、
『宿主特異性』というものがあるため。
なので犬や猫がノロウィルスに感染したり、ノロウィルスを人に感染させたり、
また人から感染させられたり、という可能性は著しく低いと言っていいでしょう。
ノロウィルス 犬 感染経路は?
犬がノロウィルスに感染する可能性はほとんどありません。
なので感染経路の情報は犬には直接関係はないですが、
ノロウイルスにどのようにして感染するのかはしっかりと
知っておいた方が良いでしょう。
ノロウィルスの感染経路は、
①汚染されたものを食べたこと
②吐瀉物などに触れてしまったこと(経口感染)
③乾燥して空気中に舞ったウィルスを吸ってしまったこと(飛沫感染)
④ウィルスが付いたドアノブや便座などに触れたこと
などで起こります。
ノロウイルスは感染力が非常に強く、何の対策も取らなければ
同居している人はほぼ感染してしまう可能性が高いです。
私の娘がノロウイルスにかかった時は、私の母以外同居している人は
みんな感染してしまいました。
(娘の下痢には気がついていたものの、ノロウィルスと気がつくのが
遅れたので、それまで対策を取っていなかったため)
ドアノブや水道の蛇口、便座やタオル等を介しても
簡単に家族間で広まっていくので、気をつけましょう。
うちは小さい子がいないから大丈夫!とは言えないのが
ノロウィルスの怖いところ。
職場にノロウィルス感染者がいる家庭から出勤してきている人がいる場合、
あなたも感染する可能性があるのです。
もっと詳しくノロウィルスが知りたい!という場合は下の記事をどうぞ。
パパから赤ちゃんに感染しないための記事ですが、基本は抑えてあるので、
参考になると思いますよ^^
>>ノロウィルス 旦那が感染! 赤ちゃんの予防法は?新型ノロウィルスの症状とは?
ノロウィルス 犬 注意すること
ノロウィルスが犬に感染することはありませんが、
注意しないといけないことはあります。
それは吐瀉物などの処理前や処理中に犬が寄ってきて
体(毛)についてしまうこと!
ウィルスが毛についたままあちこち歩きまわったり、
自分のベッドに寝たりとかした場合、犬が行動したすべての場所に
ウィルスを撒き散らしてしまう可能性があります。
家族にノロウィルス感染者が出た場合には、犬にはしないものの
犬とはなるべく接触させないようにしましょう。
もし、犬のベッドや毛布などにウィルスが付いてしまった場合、
次亜塩素酸ナトリウム液(ハイターなど)を薄めたものに浸すことで
対応はできますが、もったいないですが捨てられるものは捨てたほうが良いです。
ドラッグストア等に売っている手を消毒するアルコール除菌などで
ノロウィルスは死にませんので、注意が必要です。
また、犬が嘔吐や下痢など、ノロウィルスに似た症状を表すことがありますが、
犬はもともとよく吐く動物ですし、下痢も良くします。
基本、ノロウィルスは犬には感染しないので、他の病気を考えましょう。
気になる場合は様子を見て衰弱したりする前に、
すぐにかかりつけの獣医さんに相談して下さいね。
まとめ
今年のノロウィルスの流行が恐ろしいですが、愛犬が感染する可能性が
低いということは一安心ですよね?
でも犬は好奇心旺盛なので、何にでも首を突っ込み点検に来ます^^
そこが犬の可愛いところではあるのですが、犬がウィルスを撒き散らすことがないよう
しっかりと気をつけておいて下さいね。