秋ジャガイモの植える時期はいつ?種芋は切らないの? 水やりは?【2025年最新版】
この記事は2015年公開記事の
内容を2025年の最新情報に書き換えたリライト版です📝
朝晩の風に秋の気配が混じると、「そろそろ秋ジャガを植えようかな?」とソワソワする家庭菜園ファンも多いはず。
2025年は 9月上旬でも30℃超えの残暑 が予想されており、植え付けタイミングと暑さ対策が例年よりシビアです。
本記事では鹿児島の気候データと最新の栽培指針をもとに、
●ベストな植え付け時期
●種芋を切る・切らない判断基準
●失敗しない水やり&高温対策
を分かりやすく解説。
今年こそ、大きくてホクホクの秋ジャガを収穫しましょう!
🍂 2025年版|鹿児島の秋ジャガイモ植え付け時期

まだ9月初旬だというのに、朝晩めっきり寒くなった高台の我が家。
そろそろ秋の苗植え用の苗の入荷が始まったとチラシに入ってきたので、
うちもまず秋じゃがいもを植えることにしました、家庭菜園歴うん十年の母が^^
じゃがいもといえば、男爵やメークインなどが有名ですが、
秋じゃがいもの種芋に何故かそれらはありません。
秋植えのじゃがいもは、デジマやニシユタカが有名。
他にも見た目が美しいアイユタカや、でんぷん価が高い普賢丸、
アントシアニンが多く含まれる西海31号やホクホク甘いアンデス赤など、
秋じゃがいもは今ひとつ知名度に欠ける名前のじゃがいもばかり。
うちは一番ポピュラーで、どこのチラシにも載っていたデジマと
ニシユタカを植えることにしました。
- 推奨植え付け期間:8月25日〜9月20日
- 収穫予定:11月下旬〜12月中旬(植え付け後 約90日)
- 気温の目安:日中 30℃以下・夜温 22℃以下がベスト
近年の気候変動で残暑が長引きがち。
鹿児島県農家向け技術資料では「地温35℃超で種芋の腐敗リスク増」と警告されています。
そこで日中30℃を下回り始める頃を植え付け目安に設定。
逆に9月下旬を過ぎると気温低下で十分肥大せず小玉傾向になるため、
今年は9/20までに植え切るスケジュールを組みましょう。
✔ 2025年おすすめ品種
品種 | 特徴 | 料理適性 |
---|---|---|
デジマ | 暖地向け定番。丸く多収、粉質で甘み◎ | 揚げ物・肉じゃが |
ニシユタカ | 煮崩れしにくい粘質。長期貯蔵向き | カレー・シチュー |
アンデスレッド | 赤皮・甘み強。ビタミンC豊富 | 粉ふき・ポテサラ |
はるか | 白肌でホク+ねっとりの中間食感。暑さにも比較的強い | サラダ・グラタン |
※お盆明け〜9月頭に園芸店へ行くと、上記4種が100g単位で入手しやすいです。
🔪 種芋は切らないの?2025年の最善の方法

結論:基本は切らずに丸ごと植えるのが安全!
2025年も9月前半に30℃超えの日が続く予報で、切り口からの細菌感染・腐敗リスクは依然高めです。
▼ ただし例外あり ▼
- 45g以上の大型 tuber を使う場合 → 無菌ナイフで縦半分に切り、草木灰 or ベンレートで切り口殺菌&陰干し24h
- 浅植え&遮光ネットを併用し地温を抑える → 切ってもOK(上級者向け)
鹿児島の家庭菜園実践例でも「小ぶりなタネイモを丸ごと植えた方が腐敗ゼロだった」との報告が多いです。
🌱 芽かきもお忘れなく!
発芽が10cmに伸びたら元気な芽を2本だけ残して他は摘み取りましょう。
養分が分散せず、大きな芋に育ちます。
💧 水やりは?高温・乾燥とどう向き合うか
昔ながらの「秋ジャガは雨まかせ」も、近年の不安定な天候では要注意。
基本は乾燥しすぎない程度にメリハリ給水がコツです。
生育ステージ | 水やり目安 |
---|---|
植え付け直後 | しっかり灌水+敷きワラor不織布で乾燥避け |
芽出し〜葉が15cm | 雨が1週間無い日は朝だけ軽く |
塊茎肥大期(開花頃) | 土壌が乾けば1回10mm相当を週1 |
収穫10日前〜 | 断水して皮を硬くし貯蔵性UP |
2024年以降、鹿児島では極端乾燥と短時間豪雨が交互に来る傾向。
雨量センサー付きの簡易水分計があると便利です。
💡 高温対策ワンポイント
- 発芽まで30%遮光ネット or 寒冷紗で地温35℃以下にキープ
- 黒マルチは10月以降に張り、9月は透湿性のある敷きワラが無難
📝 まとめ
ポイントは「暑すぎる前に植えて、乾きすぎる前に潤す」。
2025年の鹿児島は気温高めの予報ですが、
8/25〜9/20植えで種芋は基本丸ごと
これだけ押さえれば、11月下旬にはホクホクの秋ジャガが収穫できます。
植え付け準備を早めに整え、秋の味覚をおうち菜園で楽しみましょう!