ジカ熱がブラジルで大流行!日本に影響はある?ジカ熱ってどんな病気?

健康
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ブラジルなど中年米で大流行中の感染症『ジカ熱』。

ニュースなどで報じられて気になっている人、多いのでは?

遠い国の感染症ですが、日本も安心してばかりいられません。

今日はジカ熱についてまとめてみました。

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ジカ熱がブラジルで大流行中です!

8月にリオデジャネイロでオリンピックが開かれるブラジル。

そのブラジルを中心とする中南米で今、ジカ熱が猛威をふるっています。

でもジカ熱って何?

って言う人の方が多いと思います。

大多数の人が今回、その名前をニュースで知ったのではないでしょうか?

ジカ熱というのは2014年の夏、日本で流行し、
国民を不安に陥れた「デング熱」と同じく、
蚊を媒介して広がる感染症のことで、
アメリカでは300万人〜400万人が感染する恐れがあると
今、とても警戒されています。

感染しても症状は比較的軽いので、
そこまで心配する必要はない、と思ったのですが、実は、

  • 小頭症
  • ギランバレー症候群

と関連がある、という危険性も指摘されているので、
特に妊婦さんは注意する必要があります!

小頭症とは、普通よりも脳が小さく、発達や精神の遅れなどの症状が見られる
寄生症候群の中の一つ。

年間150例程報告されていたものが、
ジカ熱流行後に400例に急増したということなので、
まだ研究が十分で無いとは言え、
警戒していたに越したことはなさそうですね。

流行している国では『向こう2年は妊娠を控えるように』という
達しも出ているようですから。

またギランバレー症候群は、女優の大原麗子さんが
かかっていた病気として有名になりましたよね?

免疫システムが神経系の一部を攻撃する珍しい疾患だということですが、
ジカ熱はこのギランバレー症候群とも関係があると
報告があるそうです。

コロンビアではすでに1万3500人がジカ熱に感染していて、
感染者数は今年70万人にも上る恐れがあると発表されているので、
世界的に流行するのかもしれません。

ジカ熱 日本への影響は?

日本の裏側と言われる中南米。

地理的にと〜っても遠いので、ジカ熱の影響はないんじゃない?
と思ってしまいますが、日本にも影響がないとは言い切れません。

今、国際化が進んでいるので、みんなが簡単に国外に出ていきますし、
国内にも色々な国の人達がたくさんやって来ます。

その中で誰かがジカ熱に感染していたら?

ジカ熱のウィルスを持った蚊が貨物に紛れ込んでいたら?

あっという間に感染は広がってしまいます。

ウィルスを媒介する蚊も、ネッタイシマカは日本に生息していないものの
ヒトスジシマカは、秋田・岩手以南には生息していて、
5月中旬から10月下旬までは活動しているので
もしウィルスが広がってしまったら
日本でも大流行する可能性があります。
(ヒトスジシマカの体内でウィルスも増殖する為)

妊婦さんには影響が大きいことを最近知った人が多いですが、
そうでない人には比較的症状が軽度ということで、
警戒感が薄い人も多く、その油断が恐ろしいところです。

もし日本で大流行するとしたら、
ゴールデンウィーク位か?夏の頃だと一部で言われています。

症状は軽くても、大流行させることがないように
ひとりひとりが対策を取り、水際で食い止めたいですね?

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ジカ熱ってどんな?

気になるそのジカ熱の症状や潜伏期間ですが、
症状的には(妊婦さん以外は)比較的軽く、
死亡したり、大きな後遺症が残る、というようなことは
基本ありません。

感染してもほとんどの人が無症状だったり、
「少しだるい気がするかな?」という程度。

でもそういう軽度な症状なのでジカ熱に感染しているとは思わず、
出歩いてまた感染者を増やしてしまうということにもなりかねません。

潜伏期間は2日〜12日程度。

症状は、

  • 軽度の発熱
  • 頭痛
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 結膜炎
  • 疲労感
  • 倦怠感

など。

そんな症状が2日〜1週間ほど続きます。

比較的症状は軽いと言われていたデング熱よりも軽症だと
言われているので、症状的にはそんなに心配はいりません。

ただ、小頭症とギランバレー症候群との関連が怖いという話です。

一度感染すると二度と感染しないということなので、
そういう点では安心ですね。

ワクチンはまだなく、数年はかかるといわれているので、
感染が確認されても治療法は対処療法のみです。
(頭痛を止めるとか、結膜炎の治療とか?)

ジカ熱の予防法としては、蚊に刺されない!
コレに尽きます。

  • ジカ熱の流行地に行かない
  • 蚊の忌避剤を使う
  • 長袖長ズボンの着用
  • 水たまりをなくす

など、地道に対策を取っていきましょう。

症状が軽度なので大した感染症ではない、と思いがちですが、
やはり妊婦さんへの影響が大きいので、
妊婦さんやその家族じゃなくても注意したいものですね。

とは言え、まだジカ熱についてはわかっていないことも多いので、
これからの詳しい研究が待たれます。

まとめ

デング熱といいジカ熱といい、
みんながよく知らない感染症が流行するものです。

まだわかっていないことが多く、心配は尽きませんが、
感染しないように国際規模で対策を取る必要がありますね。

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