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これは、娘が小学生のころに取り組んだ夏休みの自由研究の思い出です。
今ではすっかり成長しましたが、当時の体験は親子で忘れられない貴重な時間でした。
せっかくなのでその時の記録に、2025年現在の情報もあわせてまとめてみます。
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いよいよ夏休みが始まりましたね。
今年からうちの娘も「夏休みの自由研究」に取り組むことになりました。
でも、正直どんなことをすればいいのか…?親があまり関わりすぎてもいけないし、かといって子どもだけに丸投げするのも大変そうだし…。
私自身ちょっと悩んでいました。
そんな時に、釣りが趣味の祖父(私の父)が「川に魚を釣りに行こう!」と娘を誘ってくれたんです。
これがきっかけで、自由研究のテーマが自然と決まりました。
今日は娘と一緒に取り組んだ「カワムツ」の観察・飼育・食べられるの?までをまとめてみます^^
今日は娘・小学生の自由研究にした魚のレビューです^^
小学生の夏休みの自由研究に魚を釣ってみた!
夏休みは長くて、長すぎて親としては「ご飯3食にイベントに…」と頭を抱えがちですが、娘はもうワクワク気分。
でも今年から「夏休みの自由研究」に取り組むことになりました。
私も学生時代、色々な自由研究をやって来ましたが、あの頃から完全な親まかせだったような・・・。
娘の自由研究も親である私が積極的にやっていかないといけないいだろうな~と思いつつ、あんまりにも親がやりました感たっぷりの自由研究でもいけないし、かと言って子供ばかりにさせるのもまだまだ大変だしで、どのくらい関わればよいのか?けっこう悩みました。
どんな自由研究をしようか?と考えていたら、釣りが趣味の父が娘を魚釣りに誘ってくれました。
ということで、1つ目の自由研究のタネは、川釣りと川の見学にすることにしました!
近所にある、いつも通学路で渡っている川。
改めて見てみると、魚がキラキラ泳いでいるのがわかりました。
竿は釣具屋さんで買える手頃なもので十分。
餌は畑で取ったミミズを使いました(なければ釣具屋さんでも買えます)。
釣りをしながら「この魚は何だろう?」と娘は興味津々。
タニシやアメンボも発見して、観察ノートにメモを取っていました。
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★釣り竿★
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釣具屋さんで売っている比較的安い竿で十分(竹で作ったものでも大丈夫)
餌は畑で取ったミミズ。なけれは釣具屋さんで購入する。
見てみると魚がキラキラ泳いでいます。とりあえず釣ってみて、家に持ち帰ります。
他にはメダカやタニシ、あめんぼがいました。
Youtubeを見ながら、ビンドウを作って川に沈めましたが、何も取れませんでした。
ビンドウの作り方
カワムツの飼育方法

連れた魚は写真の魚。
娘と調べてみると、どうも『カワムツ』という、九州の川にはよくいる川魚だったようです。
何科?:コイ科に分類される淡水魚
分布している場所:西日本と東アジア
日本では能登半島と天竜川水系以西の本州・四国・九州に分布
体長:10-15cm程度(成魚)
※オスがメスより大きい。20cmから30cm近くなることもある。
特徴:背中は黄色味を帯び、体側には太い紺色の縦帯がある。
胸びれと腹びれの前縁は黄色。
成体のオスは喉から腹にかけてが赤く、顔に追星がある。
食生:水生昆虫。水面に落下した昆虫。小型甲殻類、小魚など。
繁殖期:5月~8月
※オスは腹部が赤に染まる『婚姻色』と呼ばれる部分が目立ち、顔に追星が現れる。
カワムツは比較的水質汚染や河川改修に弱い魚なので、このカワムツがいる川って水質が綺麗なんですって。
水質がきれいな川に多い魚なので、たくさん釣れたのはちょっと誇らしい気持ちになりました。
娘の行った川にはカワムツがいっぱいいたようで、川面がカワムツの鱗で時々キラっと光っていたそうです。
夏休みの自由研究の一環として、カワムツを自宅で飼うことにしました。
★★カワムツの飼い方★★
※おとなしい魚で飼いやすい。
※人工飼料にもよく食いつく。
※縄張り意識が強く、同種間だとケンカをする場合がある。
※ジャンプするので、水槽から飛び出さないように注意する。
※水温が高いと死んでしまうので、水温が30度を超えないように注意する。
【用意するもの】
- 水槽
- ろ過器
- 砂利
- エアレーション
- 水草や石など
- 餌
→匹数にもよるが、60cm水槽がオススメ。
→水槽に合うろ過器(上部式、外部式など)
綺麗な水を好むので、ろ過能力の高いものを選ぶこと。
→お店で買ってもいいが、カワムツがいた川砂が好ましい。
→川魚は酸欠に弱い為、エアレーション(ブクブク)は十分に行うこと。
特に飼育している魚が多い場合や、夏場は特に注意。
→姿を隠せるものとして水草や石などがあると、魚同士の闘いを避けられます。
→自然界では落ちてきた虫や水中昆虫、小魚などを食べますが、
ペットショップで売っている金魚用の餌などを比較的食べてくれるので、
飼育はしやすい魚だといえます。
ただ個体差があるため、人工餌をなかなか食べてくれないものもいます。
その場合は、冷凍アカムシなどの生き餌をあげましょう。
カワムツは比較的飼いやすい魚なので、飼うことはできそうです。
家にある水槽で飼えそうなので、早速準備して飼って観察を続けようと思います。
最初は人工餌を食べなくて心配でしたが、赤虫をあげていたら慣れてくれて、今では人工餌もパクパク食べています。
娘は毎日「今日は元気かな?」と観察日記を書いています。
カワムツって食べられるの?
今回釣ったカワムツは大きく、15cmくらいの大きさはありました。
「カワムツって食べられるのかな?」という疑問も出てきました。
調べてみるとその結果・・・・。
(カワムツは一部では油っぽくて美味しくないという口コミも有りましたが、)
かなり美味しく食べられます。
カワムツの調理法で有名なのは、カワムツを甘辛く煮た『甘露煮』や、そのままカラリと揚げた唐揚げなど。
身は白身で、味は蛋白で上品な味だそうです。
ただ、水が綺麗な場所で釣った魚であるのが条件。
水が汚い場所にはあまりいない魚ではありますが、水が綺麗な川で釣った方が、味が美味しいです。
うろこを取って、内臓を出してから血合いを水で洗い流して臭さを取ってから作ると美味だそうですよ。
ちょっとした下ごしらえでより美味しくなるんですね?
まだ元気に泳いでいましたし、自由研究の為にこの夏休みに飼うことにしたので、さすがに我が家では食べはしませんでしたが、機会があれば食べてみたいと思います。
この項目のまとめ
カワムツは・・・
👉 唐揚げや甘露煮にすると美味しい
👉 小さいサイズなら骨ごと食べられる
👉 水のきれいな川で釣れたものが条件
👉 身は白身で淡泊、クセが少ない
とのことでした。
ただし我が家では、自由研究で観察を続けたいので食べはしませんでした(笑)。
でも機会があれば試してみたいなと思っています。
まとめ
今年の自由研究は「カワムツの釣り・飼育・調べてみた」になりました。
今まで意識したことはありませんでしたが、身近にいい自由研究のネタが転がっていますね?
身近な川にも、実は知らない生き物がたくさんいるんだなと改めて気づきました。
自由研究って、こんなことが子供の自由研究になるのかな?と思いますが、立派なテーマじゃなくても子ども自身が気になることや興味があることが自由研究になるんだなと感じました。
娘にとっても、魚を釣って・調べて・飼ってみる一連の体験は大きな学びになったようです。
親である私も子どもの頃のワクワクした気持ちを忘れず、色々なことに興味を持ってチャレンジしたいものだなぁと思いました。
さて次は、虫取りに挑戦しようかな?^^