2014年。愛犬家に人気のフードが、韓国に工場を移し、
その80%を日本に輸出すると発表され、ものすごい騒動になりました。
韓国工場から出荷されるのは2017年の予定ということですが、
フランスで作られていたそのドッグフードが韓国産になるということで、
愛犬の食の安全性について考え始めた飼い主さんが多くなっています。
愛犬の食について調べてみました。
ドッグフードの安全性は?
昔の犬は、ご飯に味噌汁をかけた粗末で塩分の多いものを
よく食べていましたが、今の犬達のほとんどがメーカーによって研究された
完全栄養食のドッグフードを食べています。
犬のために開発されたフードだから安心だろうと思ってしまいますが、
テレビで報道はされませんが実は色々なニュースが起きています。
アメリカで1000匹以上が死亡したペット大量死事件。
2007年から現在までで、健康被害が確認されたケースは約5600匹。
犬たちには胃腸疾患や腎不全による下痢や嘔吐の症状が確認されたそうです。
原因を調べた結果、中国産の粗悪なペットフードが原因だと特定されました。
ペットフードに本来入れるべきものではない物質が検出されたようで
そのせいでたくさんのペットたちが亡くなったのです。
この事件が恐ろしいのは、アメリカでたくさんのペットたちの命を奪った
そのフードが、日本でもなんの注意もされないまま売っていた可能性があるということ。
日本においてペットフードの安全性の基準は、欧米と比べまだまだ高いとは言いがたく、
ペットフードの質はメーカーの申告に委ねられているという状態です。
ドッグフードの安全 市販フードの場合は?
日本で育った犬には日本の原材料を使ったものが良いと言われていますが、
やはり安全基準が高く、人気があるのは外国産のフードのようです。
日本の場合、法律の不備なのか?最終加工地が「原産国」になってしまいます。
つまり、原材料が中国産で、中国で最終加工まで済ませて日本でパッケージを
詰め替えただけでも『国産』表示になってしまうのです。
だから国産表示されていても国産品とは限らないんですね?
また、原材料になっている肉(鶏肉や牛肉)も
食用に適さない『4D』という部位がペットフードに使われている
かもしれないという、怖~い噂も。
4Dというのは、
- 死んだ動物の肉(Dead)
- 死にかけた動物の肉(Dying)
- 病気の動物の肉(Diseased)
- 障害のある動物の肉(Disabled)
嘘みたいですが、その噂を裏付けるような事件も日本国内で起こっているので、
一概に嘘とは決めつけられない、そんな怖い状態になるのです。
もちろんペットのために安心して食べさせられる良いフードも
たくさんあります。
私達飼い主は、フードの良し悪しをしっかり勉強し、自分のペットに合った
安全なフードを選びたいものですね。
ドッグフード 手作りってどうなの?
ドッグフードの世界は実はとても難しく、勉強すればする程混乱してしまいます。
ドッグフードの種類は国産、外国産問わずたくさんありますが、
原材料を吟味し、自分のうちの犬に合うか?確かめるだけで
膨大な時間と手間とお金がかかってしまいます。
色々勉強した人の中では、面倒でも毎回手作りするって人も。
最近では犬の手作り食のレシピ本も出版されるほど、犬の手作り食は
とても注目されています。
動物に詳しいある教授が、自分の家で手作りできるドッグフード製作機も
開発している位です。
でも、毎回新鮮な原材料を使用し、基本人間でも食べられる安全なものを使っても、
栄養面やカロリー面では大丈夫かな?という不安は拭えない気がしてしまいます。
栄養が偏っても健康には育たないでしょうし、バラエティーに富んだメニュー作りも
毎回は難しそうです。
やはり無添加・無着色で、外国の安全基準を満たしたドッグフードを与えるのが
健康面的にはいいのかな?と思います。
まとめ
ドッグフード選びは多くの飼い主さんが悩む問題ですが、
なかなかこれ!という決定的なドッグフードを選ぶのは大変ですよね?
後々のアレルギーを回避させるためにも、3~4種類のドッグフードを
ローテーションで食べさせるのも推奨されている食べさせ方らしいです。
愛犬と1日でも長く一緒に暮らせるように、勉強して少しでもいい選択をしたいものですね。