最近、信じられないほど暑い日が続いていますね。
2025年も猛暑傾向が続くと予測されており、人間だけでなく愛犬の命にも関わる重大な問題となっています。
実際、ここ数年で犬の熱中症による死亡例が増加傾向にあります。
特に高齢犬、小型犬、短頭種(フレンチブルドッグ、シーズー、パグなど)は要注意!
この記事では、2025年現在の最新情報をもとに、犬の熱中症対策や扇風機の効果について解説します。
🐶 熱中症で犬が死亡するって本当?

写真はイメージです。
最近、異常に感じる程ものすごく暑いですよね?
結論から言うと、犬は熱中症で簡単に命を落とします。
うちの愛犬・チワワはものすごく寒がりなので、つい5月中旬ぐらいまで洋服を着たり、脱いだりしてました。
前のわんこは、今のチワワみたいに寒がりじゃなかったので少し暑くなっただけで、すぐに舌を出してへーへー言っていましたが、チワワはあんまり暑がりませんね。(うちだけ?)
とは言っても、外気温が暑いと熱射病になるリスクもかなり高まるので、犬の熱中症って気になりますよね?
近年は室内での熱中症が大半を占めるというデータもあり、外出時だけでなく自宅でも警戒が必要です。
真夏の暑い時期だけではなく、梅雨時のジメジメムシムシでも熱中症になる可能性はあります。
▶ 室内で死亡するケースも…
際に、私の知り合いのわんこは完全室内犬でしたが、飼い主さんがご老人の為クーラーが嫌いで自宅にクーラーがなく、お留守番中のわんちゃんが熱中症で倒れ、そのまま亡くなったという悲しい事故がありました。
もう一人の知り合いも、帰ってきた時に犬が倒れていて、慌てて病院に連れて行った所、熱中症を診断されたと言っていました。
その子は助かったので笑い話にできますが、犬が熱中症で死ぬ・・・ということを全く想定していない、犬好きの飼い主さんって案外多いです。
もちろん愛犬をかわいがっているから『故意に』ってことはありえないのですが、昔とは違い、今は気温が高く、閉めきった室内は熱中症の原因になります。
そのことを全く意識せず、熱中症対策を取らないことはいつ愛犬を熱中症で失ってしまってもおかしくないことなのです!
🌡️ 熱中症は真夏だけじゃない!
「暑さに弱いのは人間だけじゃない」――
犬も、実はとても熱中症になりやすい生き物です。
しかも、“真夏だけ注意すれば大丈夫”ではないのが怖いところ。
実は、犬の熱中症は【5月〜10月】の広い時期に発生しており、特に梅雨明け直後の急激な暑さや、気温が安定しない春・秋の「季節の変わり目」も油断できません。
犬は人間のように汗をかいて体温調節ができないため、パンティング(口を開けてハッハッと呼吸する)でしか熱を逃がせません。
だからこそ、室内でも湿度や風通しが悪いと、あっという間に体温が上がってしまうんです。
たとえば…
👉 「今日はそこまで暑くないし、窓開けておけばいいよね」と思ってエアコンを使わなかった日
👉 朝は涼しかったけど、午後から急に気温が上がった日
👉 クレートやキャリーバッグの中で通気が悪くなっていた日
こんな日にも、熱中症リスクは潜んでいます。
犬の熱中症のサイン
● 激しいパンティング(荒い呼吸)
● よだれが多い、ぐったりしている
● 舌や歯茎が真っ赤になる
● 嘔吐、ふらつき、意識がぼんやりしている
少しでも「おかしいな」と思ったら、すぐに涼しい場所へ移動し、体を冷やしながら(保冷剤や濡れタオルなど)、動物病院に連絡を。
そして何より大切なのは、予防!
室温や湿度管理、散歩時間の見直し、水分補給の工夫(スープやウェットフードなど)も、命を守る大切なケアです。
夏はもちろん、“夏以外の暑い日”も、愛犬の様子に目を配ってあげてくださいね🐶☀️
🔧 2025年最新版:犬の熱中症対策

写真はイメージです。
昔の犬は庭で飼われていて、日陰や木もあって、暑かったら土を掘って自分でお腹を冷やしていました。
誰が教えたわけでもないのに偉いな~といつも感心してたのですが、最近の犬達は室内犬が多い為、土を掘って体を冷やす、ということができなくなってしまいました。
でもやはりその習性は残っていて、うちの甘えんぼチワワでさえも暑い時には家の中で一番涼しい所や、フローリングの上で寝ています。
犬の熱中症対策って、具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか?
熱中症は「暑いから気をつけよう」だけではもう防げない時代に入っています。
年々厳しさを増す日本の夏、そして春先や秋口の“想定外の暑さ”に、私たち以上にダメージを受けやすいのが愛犬たち。
大切なわんこを熱中症から守るには、「気をつける」だけでなく、具体的な対策を取ることが欠かせません。
ここでは、2025年の最新情報も踏まえた、犬のための熱中症対策をポイントごとにご紹介します。
まずはもっとも基本であり、いちばん大事なこと――
2025年現在の対策は、「温度+湿度+通気」の三本柱です!
✅ 室温・湿度を適正に保つ(冷房+除湿)
犬は人間のように汗をかいて体温調整ができないため、室温や湿度の影響を強く受けます。
特に湿度が高いと体温をうまく逃がせず、熱中症のリスクが急上昇します。
快適な室内環境を保つためには、エアコンによる冷房だけでなく、除湿機能の併用が効果的。
犬にとっての理想的な室温は25℃前後、湿度は40〜60%程度が目安とされています。
また、留守番時はタイマーやスマート家電を活用して、急激な温度上昇を防ぐ工夫も◎。
風通しの良い場所を確保し、冷却マットや風が当たる場所を用意するのもおすすめです。
大切な家族を守るために、「涼しいだけじゃなく、過ごしやすい環境づくり」を心がけましょう。
👉 理想は室温22〜26℃、湿度40〜60%
👉 エアコン+サーキュレーターで冷気を循環させるのが◎
👉 スマート家電(IoTエアコン)を活用すれば外出中の遠隔管理も可能!
📲 ペットモニターで室温や愛犬の様子をチェックできる製品も人気!
✅ 新鮮な水をいつでもたっぷり!
暑い季節は、犬にとって水分補給が命綱。
人間以上に汗をかけない犬は、呼吸や体表から熱を逃がそうとするため、体内の水分が失われやすくなります。
だからこそ、新鮮で清潔な水をいつでもたっぷり飲めるようにすることが大切。
飲み水は1日1回ではなく、こまめにチェックして、汚れたりぬるくなったら交換してあげましょう。
外出時やお留守番中には、複数の器に水を用意したり、倒れにくい給水器を使うのもおすすめ。
冷たすぎる水はお腹を冷やす可能性もあるので、常温かやや冷たい程度がベストです。
熱中症予防は、まず「水から」。たっぷりの水で、体の内側から涼しく守ってあげましょう。
👉 夏場はこまめに水を交換
👉 自動給水器(循環式)がおすすめ
👉 氷を浮かべるのはOK。でも与えすぎはお腹を冷やすので注意!
✅ 冷却グッズを上手に使おう
暑さ対策には、冷却グッズの活用がとても効果的です。
最近では、犬用の冷感マット・クールベスト・ひんやりバンダナ・保冷剤入りネックリングなど、便利で安全なアイテムがたくさん登場しています。
特に外出時には、身体に直接触れて体温を下げられるアイテムが◎。
おうちの中では、愛犬が好きな場所に冷感マットやアルミプレートを敷いて、自由に涼をとれるようにしてあげましょう。
ただし、使用する際は低温やけどや誤飲に注意を。
定期的にグッズの状態をチェックし、安全を確認しながら使うのがポイントです。
無理なく心地よく。冷却グッズを上手に取り入れて、わんちゃんにとっての“快適な夏”をサポートしてあげましょう🐶❄️
🧊 犬の熱中症対策に使える!おすすめ冷却グッズ
● 冷感マット(アルミ/ジェル/大理石など)
置くだけで体温をやさしく下げてくれる定番グッズ。
タイプによって冷たさや触感が違うので、いくつか試してみるのがおすすめ。
苦手な子には無理強いせず、好きな場所に置いて自由に選ばせて。
● クールベスト・クールスヌード
濡らして着せるだけで、お散歩中の熱のこもりを軽減。
特に首元やお腹まわりを冷やすタイプが効果的です。外出時の必需品に◎。
● 凍らせたペットボトル
タオルで包んでケージのそばやベッドの近くに設置すると、自然な涼感スペースに。
ただし、かじって破ったり飲み込んだりしないように注意しましょう。
● 冷却ペットハウス(ファン付き)
小型の冷風ファンが内蔵された最新型の快適ハウス。
お留守番中の室内温度が心配なときの補助アイテムに。
ただし価格は少しお高めなので慎重に検討を。
🌀 扇風機の風って、犬の熱中症対策になるの?【2025年版の見解】

写真はイメージです。
最近は電気代の高騰もあって、「扇風機なら手軽だし、風もあって涼しいし、これで十分じゃない?」と思う方もいるかもしれません。
では、犬も人と同じように、扇風機の風を涼しく感じているのでしょうか?
「扇風機をつけておけば、きっと涼しいはず!」
そう思ってしまいがちですが、実は犬にとって扇風機の風はあまり“涼しく”感じられないのです。
犬には人のような「汗腺」がありません。
つまり、汗をかいて体温を下げることができないのです。
犬が体温を下げる唯一の方法は、「パンティング」と呼ばれるハァハァと口で呼吸すること。
この行動で口の中の水分を蒸発させ、気化熱によって体を冷やしています。
そのため、汗をかいて涼しくなる人間と違い、犬は扇風機の風をただ“風が吹いている”程度にしか感じられないのです。
さらに、犬の体はふわふわの被毛に覆われているので、熱がこもりやすく、体温が上がりやすい構造になっています。
とはいえ、扇風機にも意味はあります。
部屋の空気を循環させたり、こもった熱気や湿気を逃がしたりすることで、空間全体の環境を整えるにはとても効果的。
冷房と併用すれば、室温や湿度を快適に保つ手助けになるでしょう。
❌ 犬には「涼しい風」には感じにくい!
👉 犬は汗をかけないため、風だけでは涼を感じづらい。
パンティングだけで体温を下げる犬には扇風機単体では不十分。
✅ でも扇風機は意味がある!
👉 室内の空気循環に効果的
👉 クーラーの冷気を部屋中に広げてくれる
👉 除湿機と併用すれば快適環境に!
🌬️ サーキュレーター+エアコン+除湿の三点セットが2025年の王道!
🧠 飼い主さんが“思い込み”で命を落とすケースも
「うちの犬は暑さに強いから大丈夫」
「クーラーつけっぱなしは電気代が…」
「少しぐらいなら留守番できるよね」
こういった思い込みが、取り返しのつかない事態につながります。
注意です!
📝 まとめ
2025年の犬の熱中症対策、キーワードは「湿度」「室温」「観察」
犬の熱中症対策は、飼い主の意識で防げるものです。
2025年のような異常気象下では、もはや「念のため」ではなく“命を守るための備え”。
✔ 室温は22〜26℃、湿度は40〜60%をキープ
✔ 最新の冷却グッズをフル活用
✔ スマート家電やモニターを使って外出時も安心
✔ 扇風機は空気循環に活用
✔ どんな時も「愛犬の様子」をよく観察!
暑い夏でも、愛犬が快適に元気で過ごせるよう、
しっかり準備して一緒に楽しい夏を迎えましょう!
※この記事は2025年7月時点の最新情報に基づいて作成されています。
獣医師による診断やアドバイスは、必ず専門医にご相談ください。