※この記事は筆者の体験談と一般的な医療情報に基づく内容です。
症状や治療に関しては個人差がありますので、異常を感じた場合は必ず耳鼻科など専門医に相談してくださいね。
私は同居する家族に毎日1〜2時間、スマホの最大音量でYouTubeを聞かされる生活を数ヶ月間送っていました。
そんなある日、耳の低音が聞き取りづらくなる症状に気づき、耳鼻科を受診したところ、「急性低音障害型感音難聴(ALHL)」と診断されました。
同じように、同居している高齢者や家族の大音量で耳に負担を感じている方は少なくないと思います。
この記事では、私の体験談と医療情報をもとに、耳を守るための具体的な対策と日常生活で気をつけるポイントをわかりやすく解説していきますね。
急性低音障害型感音難聴とは?原因と症状を知る

急性低音障害型感音難聴(ALHL)は、内耳の低音を感知する部分が一時的にうまく働かなくなって起こる、突発性難聴の一種です。
私の場合、最初のサインは耳の詰まり感や軽い耳鳴り、それから低音が聞き取りにくいなぁと感じることでした。
症状が軽いと日常会話にはあまり支障はありませんが、放っておくとだんだん悪化する可能性もあるそうです。
原因は一つに絞れず、ストレスや疲労、睡眠不足など、自律神経の乱れが関係していることが多いんです。
さらに私の体験のように、毎日長時間スマホの大音量にさらされることも、耳にかなりの負担になっていて、症状の発症や回復の遅れに影響することがあります。
医師によると、大きな音に長くさらされる環境は蝸牛の有毛細胞にダメージを与え、聞こえの回復を妨げる可能性があるそうです。
実際、私が診断されたときも「生活環境も含めて見直すこと」が治療の大切な部分として勧められました。
日常生活で耳を守るには、まず自分の症状や原因をちゃんと理解することが必要です。
耳鳴りや低音の聞き取りにくさを感じたら、早めに耳鼻科に行ってアドバイスをもらうと安心につながります。
症状を軽く見ず、耳に優しい生活環境を意識することがとても大切です。
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🌟 私の一言🌟
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私だけじゃなく、親戚や知人でも、同居している旦那さんが高齢になって生活音が大きくなり、それに慣れてしまううちに自分も音が聞きづらくなった、という方がいました。
やっぱり「音」の影響って、本人が気づかないうちに少しずつ耳に負担をかけていることが多いんです。
特に生活音やテレビ・スマホの大音量に慣れてしまうと、耳は無意識に刺激を受け続け、聴覚機能がだんだん弱ってしまうことがあります。
私の周りの親戚や知人も、同居している高齢のご主人の生活音が大きくなった頃から、自分の聞こえに違和感を覚えるようになったと言っていました。
日常的に浴びる音は、耳への負担として積み重なるので、本人が特に不快に感じなくても聴覚に影響が出ることがあります。
家の中の音環境は、自分の耳の健康に直結しています。だからこそ、早めに対策することが大切です。
具体的には、耳栓や防音ヘッドフォン、音量の調整などで音環境を整えること、耳の状態に敏感になり異変を感じたら早めに耳鼻科で相談することが大事ですね。
こうした工夫で、日常生活の中でも耳への負担を減らすことができます。
スマホや家族の大音量が耳に与える影響

写真はイメージです。
私が特に驚いたのは、スマホの音量の大きさが思った以上に耳に負担をかけるということです。
一般的なスマホの最大音量は約80dB前後で、12畳くらいの部屋で1〜2時間連続して聞くと、耳にはかなりのストレスがかかります。
これは掃除機や地下鉄の車内の騒音と同じくらいのレベルで、長く続くと聴覚に悪影響が出る可能性があります。
さらに、耳へのダメージは音量だけじゃなく、部屋の反響や音の方向、連続して聞く時間でも変わります。
音の大きさと安全に聞ける時間の目安を知ることは、耳を守るうえでとても大切です。
例えば85dBなら約8時間は比較的安全ですが、90dBだと約2時間、100dBだと15分くらいで耳に負担がたまると言われています。
私の生活環境は、まさに長時間大音量にさらされていて、耳に負担がかかっている状態でした。
さらに、自分の意思で避けられない大音量環境は心理的ストレスも伴い、ALHLの症状を悪化させる原因にもなると医師に説明されました。
私の場合、特に聞きたくない内容や全く興味がない内容だったので、知らず知らずのうちにストレスをためていたのかもしれません。
同居している高齢者や家族がスマホやテレビを大音量で使う場合、完全に避けるのは難しいかもしれません。
でも、耳への負担を減らす工夫はいくつもあります。
部屋の配置を工夫したり、耳栓を使うだけでもかなり違います。
これからの章では、具体的にどんな方法で耳を守れるか、詳しく紹介していきますね。
日常生活でできる耳を守る具体的対策

写真はイメージです。
耳を守るために私が実践している方法は、耳栓の使用と生活環境の工夫です。
まず耳栓ですが、透明で目立たないタイプや、会話はできて音質はあまり変わらずに音量だけ下げられるミュージシャン用の耳栓がおすすめです。
さらに、使い捨てフォームタイプも手軽に手に入り、20〜25dBくらい音をカットできます。
実際に使ってみると、スマホの音量80dBを60dB前後まで下げられ、長時間聞いても耳の負担がずいぶん減りました。
耳栓はタイミングや種類を工夫すると、音楽や動画も楽しみながら安全に過ごせるのがいいところです。
次に環境の工夫です。
可能であれば別室に移動して距離をとるだけでも、音の影響はかなり減ります。
厚手のカーテンや家具で音の反響を抑えること、ホワイトノイズや自然音を流して耳鳴りやストレスを和らげるのも有効です。
こうした小さな工夫を組み合わせることで、日常生活でも耳を守る効果が高まります。
家族への伝え方もポイントです。
角が立たないように配慮しつつ、「耳の病気で音に敏感なので、少し音量を下げてもらえると助かる」や、「医師から静かな環境で休むよう言われている」と理由を添えると、協力してもらいやすくなります。
言い方やタイミングを工夫すれば、家族との関係を壊さずに環境を整えられます。
ただ、高齢になると頑固で言うことを聞かない場合や、言われたことを忘れてしまうこともあります。
うちの父もまさに「言われたことを忘れる」タイプで、何度も言うと機嫌が悪くなるのでちょっと大変です😢
最後に、医師に生活環境を正直に伝え、防音や耳栓が使えるか相談することも大事です。
専門家からアドバイスをもらうと、自分に合った対策ができます。
耳を守るための環境改善は、予防だけじゃなく、症状の回復や再発防止にもつながります。
生活全体を少し工夫するだけで、耳への負担をぐっと減らせるんです。
私が実際にした対策

写真はイメージです。
私が実際にやった耳への対策について、具体的にご紹介しますね。
まず手軽に試せる100均のシリコン耳栓を使ってみました。
でも、正直これだけでは完全に音を防ぐことはできませんでした。
小さな音や振動はどうしても耳に届いてしまい、長時間使うと疲れることもありました。
次に、ダイソーで買ったシリコン耳栓とヘッドフォンを組み合わせてみました。
この方法は完全防音ではなかったけど、かなり改善を感じられ、日常生活でのストレスも大幅に減りました。
音量や低音の響きもだいぶ軽減され、耳が疲れにくくなったのは大きな効果でした。
耳栓も種類がたくさんあって、ネットで「防音にいい」と評判の商品を買っても、自分の耳には合わないことも多いです。
まずは自分の耳に合う大きさで、防音効果がしっかりあるものを探すことが大事ですね。
私はまだ「これ!」というものを見つけられていないので、もう少し高い耳栓も検討中ですが、すでにそこそこお金を使ってしまっていてちょっと悩んでます…。
近いうちに防音ヘッドフォンも購入しようかな、と考えています。
父の音量については、補聴器を検討しています。
でも、過去に祖父母が使ったときは、調整が難しくあまり改善されなかったこと、頻繁に調整しに来てもらうのが面倒だったこと、そして値段が高すぎることなどから、父本人は乗り気じゃありません。
音量を控えめにしてもらうようお願いすることもありますが、忘れてしまうのか、頑固なのか、長続きせず悩ましいです。
父はヘッドフォンもしたくないと言っているので、使わせることもできません。
そこで今は、父に骨伝導イヤホンを買おうか検討中です。
骨伝導イヤホンなら耳を塞がずに音を伝えられるので、聞こえの改善と快適さの両立が期待できる方法として試してみようと思っています。
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🌟 私の一言🌟
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今使っているダイソー製のシリコン耳栓。
だんだん耳の縁が痛くなってきたので、耳の入口を塞ぐタイプのMacks Pillow Softを購入しようか迷い中。
これは耳穴に入れるのではなく、粘土みたいなシリコンで塞ぐだけなのに防音効果が高いらしく、気になっています。
ただ洗って繰り返し使えるものの、しばらくしたら髪の毛やゴミで汚れたり、粘着力がなくなるらしく、定期的な買い替えが必要なんだとか。
いくら6セット12個入りで1000円程と比較的安いといっても毎日使うとなるとどうなのか?
購入したときにはまたこのブログで追記していきたいと思っています。

まとめ
同居する家族や高齢者の大音量で耳に負担を感じる方は意外と多いです。
急性低音障害型感音難聴は、ストレスや疲労だけでなく、日常的な大音量も悪化要因になり得ます。
耳栓や部屋の工夫、角が立たない伝え方で環境を整えることで、耳への負担を大きく減らせます。
早めに対策すれば、再発や症状悪化のリスクを下げ、安心して生活できる環境を作れます。
まずは自分の症状と環境を見直して、小さな工夫から始めてみてくださいね。
※本記事の内容は情報提供を目的としており、診断・治療の代わりにはなりません。
耳に違和感や聞こえづらさを感じた場合は、自己判断せず専門医の指示に従ってくださいね。