マダニに噛まれた!その後どうすればいいの?皮膚科に聞いた正しい対処法!

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ニュースで取り上げられるようになってから
マダニに噛まれることに恐怖を感じる人が増えましたよね?

春から夏にかけて活動的になるマダニですが、
気をつけていたはずの母がマダニに噛まれました ガ━━(゚Д゚;)━━ン!

マダニに噛まれたらどういう対処をすればいいの?

痒いけど虫さされの薬とか使っていいの?

などなどマダニに噛まれたあとの対処法を
実際に皮膚科に行って正しい対処法を聞いてきましたよ。

なお、2025年になってSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染拡大がニュースで報じられています。

それを踏まえ、内容を更新しました。

【過去記事】

>>マダニに噛まれたら?マダニが媒介する感染症の症状と注意点とは?

>>マダニが活発化する時期はいつ?どこにいるの?マダニの注意点とは?

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マダニに噛まれた!

毎日暑い日が続いていますね?

今年の夏は、外来アリのヒアリが日本に初上陸したことが
かなり話題になっていますが、もっと身近に恐ろしいものが潜んでいます。

春先から秋にかけて活動が活発化しているマダニ。

マダニといえば、死者が出てから
噛まれると感染症にかかるかもしれないということが
ニュースなどで広く一般に知られるようになりましたよね?

畑をしたり、周辺が山や草っぱらばかりの我が家でも
マダニには注意しなくちゃね!っと言っていたそばから、
夏野菜を作っている母が、畑にほんの数分ピーマンを取りに行っただけで
マダニに噛まれてしまいました!

まさか本当にマダニが人に噛み付いて、
ずっと吸い付いたまま血を吸っているとは。

母の場合、「なんか痒いな~」と思って掻いていたところ、
小さなムシみたいなものがポロンと落ちたので
よ~く見てみたら、2~3mmの小さなダニ。

まだ薄っぺらくて、力を入れなくてもすぐに取れたので
がっちり噛み付いていたわけではなさそう。

でも噛まれていたところは赤くなっていて
取ったと同時にものすごいかゆみが出てきて、
見ると直径5mm程、赤くぷっくり膨れていました。

マダニは柔らかい場所を好むそうで、
母も膝小僧の裏側の柔らかい皮膚部分にダニが食らいついていました。

実は昔・・・

前の犬が生きていた頃は、
近くの畑を何のダニ対処もせずに走り回り、
時期になるとたくさんのダニが犬に付いては、
な~んにも考えずに素手で引き剥がし、
挙句の果てに素手で潰してました。

まあそれで今までは何ともなかったんですが・・・・

考えてみると知らなかったこととはいえ、
随分と恐ろしいことをしていたものです。

すごいときは1cm位まで血を吸ってパンパンになったダニを素手で、
ひどい時は百匹近くのダニをピンセットで、
無理に取っては駆除していた私達。

さすがに今はそんなわけにも行かないので、
早速夜が明けた今朝、皮膚科に行ってきました。

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マダニに噛まれたらどうすればいいの?皮膚科に聞いた正しい対処法とは?

マダニに噛まれたらどうするのが一番いいのでしょうか?

うちの母の場合は気がついたのが夜中で、
しかも知らずに取ってしまったので、
あまり参考にならないので、皮膚科の先生に正しい対処法を聞いてみました。

【Q1】ダニに噛まれたらどうすればいいの?

ダニがすぐに離れない程、ガッチリと皮膚に食いついている場合には、
気持ちが悪いですが、外科的処置をしてダニを体内に残さずに除去する必要があるので
自分では取らずに皮膚科を受診してください。

もしすぐにぽろりと取れた、血を吸っている大きさじゃなくて小さい、
といった場合には、まだ噛み付いていなかったり
噛み付いて間もなかったりするので、その場合は様子を見ても構わないとのこと。

ただ2週間は毎日体温を計って、異常がないか?をしっかり観察しておくようにしましょう。

でももし頭痛や悪寒を伴う発熱などの症状が現れた場合には
感染症にかかっている場合も考えられるので、
その際はすぐに病院を受診して下さい。

ちなみに母は、薬は何も出ませんでした。

熱が出たり、その他の症状が出た時に初めて治療が始まるということでした。

【Q2】ダニがぽろりと取れた時の処置は?

もしダニがポロリと落ちた場合には、
傷口を流水で洗い、虫刺されの薬を塗って
かゆみと炎症を抑えましょう。

ムヒでも大丈夫だそうです^^

もし、落ちたり取ったダニがある場合には、
そのダニを病院に持っていって見てもらったほうが安心です。

セロテープなどに貼り付けて持っていくと
落ちないですし、よく見えていいと思います。

ちなみに母の場合には、落ちたダニを先生が虫眼鏡でくまなく調べ、
頭部が残っているか?脚の本数は何本か?を調べていました。

もし頭部がない場合には、まだ皮膚に残っている場合があるので
その時には頭部を取って消毒する必要があるそうです。

足の本数を確認したのは、ダニの成長段階を見る為なんだとか。

ダニは脱皮して大きくなりますが、
脚が3対ある1mmほどのダニは「幼ダニ」といい、
先生いいわく、それが一番良くないんだとか。

母の場合、脚は4対ある「若ダニ」だったようで、
比較的安全なダニなんだそうです。

何故幼ダニは危険で若ダニは比較的安全なのか?
は、ごめんなさい、聞き忘れました・・・(T_T)

【Q3】マダニに噛まれたら必ず感染症になって悪いと死ぬの?

マダニに噛まれたからと言って必ず感染症にかかるわけではありません。

感染症のもとになる病原体を持っているダニに噛まれることで
感染症に感染する可能性が出てきます。

また熱が出たり、紅斑が出たりする初期の状態で
しっかりと病院にかかり正しい治療をすることで
病気自体は治るので、そこまで神経質に心配する必要はありません。

ただし重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
重篤になり、最悪の場合死亡する可能性があるので
開業医ではなく、総合病院の方にいくことを勧めます、
ということでした。

もし、自分ではダニに噛まれた記憶がない、
ダニに噛まれたかわからないっていう場合でも
自分が知らないうちに感染症に感染する場合もあります。

もし見に覚えがなくても

●ダニがいそうな場所に2週間以内に行ったことがある
(森林・竹やぶ・畑・河川敷など)

●小さな傷口・刺し口がある

●40度以上の発熱

●紅斑

が見られる場合には、ダニに噛まれたことによる
感染症の疑いもあるので、病院などを受診する際には
その旨を先生にきちんと伝えたほうが、その後の治療がスムーズに行きます。

↓2025年、SFTSの感染拡大に伴い最新情報を追加しました!

【2025年】近年増加するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)に要注意!感染拡大とその対策

近年、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染拡大が懸念されています。

特に今年は、これまで以上に感染例が報告されており、メディアでも大きく取り上げられています。

SFTSは主に、ツツガムシなどの感染源を持つダニによって媒介される病気であり、その症状は急激に進行し、致命的な場合もあるため、注意が必要です。

SFTSは、「重症熱性血小板減少症候群」の略で、ウイルスに感染することで発症します。

主に、ダニが感染源となり、人間や動物がダニに噛まれることによって感染します。

この病気の特徴的な症状には、高熱、出血、血小板の減少、臓器不全などがあり、早期に発見して治療すれば回復の可能性もありますが、進行が早く、時には致命的な場合もあるため、警戒が必要です。

SFTSの感染拡大と悲しい報告|最近のニュース

最近、SFTSの感染拡大が続く中、特に注目された出来事がありました。

ある獣医師が、SFTSに感染した猫を治療していた際に自身が感染し、命を落としたというニュースです。

この出来事は、SFTSが動物から人間へと感染するリスクの高さを再認識させるものであり、特に動物と接する職業に従事する人々への警戒が強まっています。

また、SFTSの拡大を防ぐために、行政は予防策を強化しており、野生動物やペットの健康管理、ダニに刺されないような対策が呼びかけられています。

特に、登山やキャンプなどのアウトドア活動が増える季節においては、ダニ対策を徹底することが求められています。

SFTS予防のポイント

1. ダニ対策を徹底する

→ 長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を最小限にする。
(ズボンは長靴など靴に裾を入れるようにすると良い)

→ ダニの多い場所(草むら、山など)では特に注意が必要。

→ ダニ忌避剤(スプレーやクリーム)の使用が有効。

2. 動物の健康管理

→ 家のペットや野生動物に対して、定期的に健康診断を行う。

【私の例】
まだ愛犬が生きていたとき、遊びついでにほんの数分庭に出したところ、まだ生まれたてのような1mm程の小さな小さなダニが数百匹、体についていたことがありました。

自宅に庭で、です。

その時は取れるものはガムテープなどで取り除き、念の為動物病院に診察に行き、ダニが犬の血を吸うと落ちるというお薬を処方されました。

定期的に草刈りをしている眼の前の庭にダニがたくさんいたことにとてもショックを受けました。

家に庭だから、と安心はできないのかもしれませんね。

→ SFTSの症状が見られた場合、すぐに獣医師に相談。

3. 感染を広げないための早期発見

→ SFTSの症状が見られた場合は、早期に病院で診察を受ける。

→ 高熱や出血など、異常が見られた場合には、ダニに噛まれた可能性を伝えることが重要。

SFTSは、ダニを媒介にして感染が広がる危険な病気であり、特に動物やアウトドア活動を行う人々には高いリスクがあります。

予防策をしっかりと講じ、もしも感染が疑われる場合は早期に医療機関を受診することが大切です。

特に動物に接する職業に従事している人々にとっては、感染のリスクが高いため、常に警戒を怠らないようにしましょう。

私たち一人ひとりが、この情報をしっかりと理解し、予防に努めることで、感染拡大を防ぐ手助けができるはずです。

まとめ

今年はダニに噛まれて皮膚科を受診する人が
とても多いそうです。

それはダニに噛まれた人が去年と比べて多くなっている、
というわけではなく、ダニに噛まれたら感染症になり
最悪の場合、死に至るということを広くみんなに知れ渡り、
心配になって病院を受診する人が多くなった、ということだと思います。

しっかりと病院を受診して経過を見て、治療をすれば
闇雲に心配しなくても大丈夫だということでした。

ちなみにローカルな話ですが、
郡山や皆与志、犬迫などの山手にある地区からの患者さんが
かなり多いみたいです。

郊外にある病院だったので先生がダニに対する知識がありましたが、
先生によっては見きれない先生もいるかもしれませんね。

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