最近、地震や豪雨などの災害が続き、「いざというときに正しい情報をSNSで見つけられるか不安」という声が増えています。
本記事では、信頼できる防災系SNSアカウントを、わかりやすく整理しました。
平時からフォローしておくことで、災害発生時にも冷静に対応できるよう、公式性や情報の速さに注目したアカウントを厳選しています。
最新の情報をしっかり押さえて、防災意識を自然に高められる内容です。
なぜ「いざというとき」の前に防災SNSを登録しておくべきなの?

写真はイメージです。
災害は、予告なく突然やってきます。
そしてそのとき、どれだけ早く「正確な情報」にたどり着けるかが、安全に避難できるかどうかを大きく左右します。
SNSは速報性が高く、テレビやラジオよりも早く情報が届く場合もありますが、「信頼できるアカウントを事前にフォローしていない」と、いざというときにデマや混乱した情報の中から正しいものを探すのがとても大変です。
たとえば、大きな地震の直後は「津波の有無」「避難所の開設状況」「交通の麻痺」「電気や水道の復旧」など、知りたいことが一気に押し寄せてきます。
そんなとき、あらかじめ公式アカウントや自分の地域の発信元をフォローしておけば、アプリを開くだけですぐに最新情報を受け取ることができ、パニックにならずに動くことができます。
また、X(旧Twitter)では、フォローしているアカウントの投稿が優先表示される仕組みがあるため、事前登録していないと本当に必要な情報がタイムラインに流れてこないリスクもあります。
さらに、災害直後はSNSが一時的に重くなったり、情報が錯綜したりすることも。
そんな中で冷静に行動するには、「見るべき情報源を知っておく」ことが何よりの備えになります。
つまり、「登録しておく」という小さな準備が、将来の自分や家族の命を守ることにつながるのです。
📌 災害時にまずフォローしておきたい【防災系公式アカウント】

写真はイメージです。
いざというときに「確かな情報」を届けてくれる信頼性の高い公式アカウントを、厳選してご紹介します。
防災情報をSNSで収集するうえで、まず基本となるのは、政府・官公庁の公式アカウントです。
どれも認証マーク付き&公的機関による運営なので、安心してフォローできます。
主に以下のアカウントが重要です。
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(🏛️ 首相官邸(災害・危機管理情報)@Kantei_Saigai)
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→ Jアラートと連動して、緊急地震速報・特別警報などを自動配信。最速クラスの政府情報が届きます。
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内閣府防災(@CAO_BOUSAI)
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→ 災害発生時の対応や、防災・減災の知識をわかりやすく発信。日本語・英語の2言語対応で、外国人にも配慮。
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🚒 総務省消防庁(@FDMA_JAPAN)
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→ 消防・救助に関する広域支援情報をタイムリーに投稿。防災訓練や注意喚起情報も多め。
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🌋 気象庁防災情報(@JMA_bousai)
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→ 地震速報、津波情報、噴火・火山活動など、**気象庁ならではの詳細かつ専門的な情報**をチェックできます。
これらを事前にフォローしておくだけで、「いざ」というときの情報収集の精度とスピードが大きく変わります。
🔍 民間でも信頼できる!防災系アカウントまとめ
公的機関だけでなく、民間からも優れた防災情報アカウントがいくつか存在します。
スピード感のある投稿やわかりやすい解説で、SNSユーザーからの信頼も厚いのが特徴です。
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🛰️ 特務機関NERV(@UN_NERV)
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→ 地震速報・停電・鉄道運行情報などをアプリと連携してリアルタイムに配信。
公式情報とほぼ同時、むしろ早いと感じるユーザーも多く、災害時の強い味方です。
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📡 tenki.jp 地震情報(@tenkijp_jishin)
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→ 日本気象協会が運営。毎日のように発生する地震を丁寧にカバーしており、特に震源地や震度の情報が簡潔にまとまっていて便利です。
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🌦️ ウェザーニュース(@wni_jp)
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→ 気象情報全般に加えて、地震・津波・火山活動も幅広くカバー。
速報性と専門的な解説のバランスがよく、一般の方にもわかりやすくまとめられているのが魅力です。
民間アカウントは、公的機関の情報を補完しつつ、速報性や現場感のある投稿で災害時に役立ちます。
複数をフォローしておくと、情報の偏りを避けることにもつながりますよ。
🏘️ 地域・自治体アカウントで「自分と家族」を守る情報を確保
災害時、最も役立つのは“今、自分がいる場所の情報”です。
国からの大まかな発表だけでなく、以下のような地域に特化した情報は、自治体のSNSアカウントが頼りになります。
👉 避難所の開設状況
👉 現在の被害報告やライフライン情報(電気・水道・ガス)
👉 交通・通行止めなどの生活に関わる速報
こういう自分が必要となる情報がいち早く見られます。
📌 フォローしておきたい自治体系アカウントの例
👉 各都道府県・市区町村の防災アカウント
👉 各市長・知事の公式アカウント
👉 自治体の広報担当アカウント(※地元メディア連携も含む)
発信頻度は自治体によって差がありますが、“今すぐ役立つ情報”を届けてくれる可能性が高いため、自分が住んでいる地域や家族が暮らすエリアは、最低限フォローしておくことをおすすめします。
🧭 鹿児島県・鹿児島市の災害関連SNSアカウント
自分が住んでいる地域や帰省先、ご家族のいるエリアなど、具体的な自治体のアカウントを知っておくとさらに安心です。
ここでは一例として私が住んでいる鹿児島県・鹿児島市の防災に関する公式SNSをご紹介します。
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鹿児島県危機管理防災局(@kikikanrikago)
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→ 鹿児島県内の防災・危機管理に関する情報や、防災啓発イベントのお知らせなどを発信しています。
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鹿児島市公式(@kagoshimacityPR)
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→ 市からのお知らせやイベント、防災情報など、鹿児島市民に役立つ情報を幅広く発信しています。
💡 ポイント
SNSは“フォローして通知ON”にしておくことで、いざという時に自動で情報が届くようになります。
災害時に検索で探すのは遅れの元。平常時に準備しておくことが、安心への第一歩です。
🌐 SNSで注目!地震予知・防災系インフルエンサー&研究系アカウント
公的機関や大手メディア以外にも、地震の予測や観測を日々発信している個人・団体のアカウントがあります。
あくまで“予知”に関しては公式ではありませんが、防災意識を高めるための情報源として参考になる投稿も多数見られます。
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🧭 南海地震研究所(@geoscience16)
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→ 南海トラフ巨大地震を主に研究・監視しているアカウント。
プレートの動きや最新の地震動向など、学術的・地質的な視点からの解説が興味深く、防災に役立つ投稿が多めです。
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🔮 地震予知グラグラ先生(@guragura2011)
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→ 地震の前兆や地電流、気圧変化などから独自の視点で予知を試みるアカウント。
科学的根拠に基づいた検証を意識した発信が特徴で、フォロワーとのやりとりも活発です。
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📢 地震速報(@earthquake_jp)
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→ 全国で発生した地震を速報的に配信。
シンプルで見やすく、いち早く情報をキャッチしたい人におすすめです。
🧊 モナカ@地震監視(@monakajisin)https://x.com/monakajisin
→ 異常震域や地震前兆、震源の分布などを独自に監視している個人アカウント。
最新の地震動向をビジュアルでわかりやすく解説してくれるのが人気の理由です。
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🐾 レオ@不思議探偵社(@fusitan)
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→ 全国から寄せられる“前兆現象”やペットの異変、空模様などをまとめて掲載。
公式では取り扱われない現象も多く、注意喚起や備えのきっかけとして注目されています。
※紹介した「地震予知・防災系インフルエンサー&研究系」などのアカウントは「予知」や「仮説的投稿」も多いため、情報の取り扱いには注意が必要です。
あくまで“参考情報”と捉えて、公的な発表と合わせて見るようにしましょう。
こうしたアカウントの情報は、なかには予知や個人の仮説に基づく投稿も含まれます。
情報の信頼度には幅があるため、あくまで「ひとつの見方」として受け取り、公的な情報とあわせて冷静に判断することが大切です。
難しいことはさておき、「そういう見方もあるんだな」と柔らかな姿勢で受けとめるくらいがちょうどいいかもしれませんね。
まとめ
信頼できる防災情報源を確保するには、公式・民間・地域アカウントのバランスを意識してフォローすることが大切です。
平時からこれらを登録しておけば、災害発生時には情報を受信して迅速・冷静に行動できます。
今すべきことは、
1. 首相官邸、内閣府、防災庁、気象庁など公式アカウントをフォロー
2. NERV、tenki.jp、ウェザーニュースなど速報性のある民間を追加
3. 自分の自治体や近親者の地域情報までカバー
この3段構えで、防災SNSの備えは万全に。
災害時にも「冷静に、正確に」対応できるよう、今から情報源を整えておきましょう。