最近、トカラ列島を始めとする九州各地や、四国沖などで比較的大きな地震が続いています。
新燃岳も7年ぶりに噴火し、つい先日までも桜島が荒ぶっていましたよね^^
「首都直下型地震や南海トラフ巨大地震が本当に近いのでは?」と心配の声も多く聞かれるようになりました。
地震の発生を正確に予知することはできませんが、日本が世界有数の地震多発地帯であることは事実です。
今回は、2025年の最新データをもとに、南海トラフ巨大地震が鹿児島に及ぼす影響や被害想定について改めてまとめてみました。
備えあれば憂いなし。
この機会にぜひ確認しておきましょう。
南海トラフ地震とは?2025年最新情報
南海トラフ地震は、駿河湾から四国沖、九州南東沖まで伸びるプレート境界で発生するM8~M9クラスの超巨大地震です。
2024年に内閣府が公表した最新の評価では、南海トラフ地震について次のように言われています。
✅ 発生確率(今後30年)
70〜80%(依然として高い確率)
✅ 死者想定(全国)
最悪の場合 約32万人超
✅ 津波最大高(四国・東海沿岸)
最大20m以上
✅ 100〜150年周期で繰り返し発生
✅ 前回の発生から既に80年近くが経過
2023年〜2025年にかけては、日向灘沖や四国沖を震源とするM6クラスの地震が複数発生し、「南海トラフ巨大地震の準備過程に入っている可能性」という見解を示す研究者も増えています。
地震前に「地震の前兆現象」が現れる場合もありますが、科学的に確実とは証明されていません。
TwitterやSNSでは「地震雲」「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」などの目撃情報がたびたび話題になりますが、これらはあくまで噂レベルの情報として、公的な防災情報とあわせて冷静に判断することが大切です。
また、騒がれているたつき諒先生の「7月5日に大災害が起こる」という予言も、ただ夢を見た日付が独り歩きしているだけ、との話なので、この予言自体をそこまで気にする必要はないでしょう。
ただ、日本は「地震大国」とも言われているほど地震などの災害が多い国であり、いつ巨大地震や巨大噴火が起きてもおかしくない、という状況だということなので、これを気に防災について家族と話し合ったり、備蓄品を見直すなどの対策は行ってもいいかもしれませんね。
南海トラフ地震 鹿児島への影響と被害想定(2025年版)

最近、大きめの地震が多いですよね?
毎日どこかで震度3以上とか、M4以上とかの自身が起こっているイメージですし、火山もあちこちが噴火したり、噴火する兆候があったりとかなり不安定な状況です。
日本だけではなく、パプアニューギニアやペルー周辺、インドネシアなど、主に環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイアー)で起こっている地震や火山噴火。
日本だけではなく、地球規模で活動期に入っているという話もあります。
日本は地震大国と言われるくらい、地震が多い国ですが、今回の地震は(根拠はないけど)なんか今までの地震とは違う気がする、もしかしたら首都直下地震や南海トラフ巨大地震などが近々起きてしまうのではないか?と不安に思っている人も多いようです。
でも。
「鹿児島は震源から遠いし大丈夫じゃない?」と思っている方も多いかもしれません。
私も調べるまではそんなふうに思っていました。
確かに、震源に近い和歌山・高知・三重などに比べると、鹿児島県は直接的な被害は小さいとされています。
しかし2025年の最新の被害想定では、鹿児島県でも次のような影響が想定されています。
✅ 震度
最大で震度6弱(鹿児島市内の一部地域)
薩摩地方は震度5弱~5強の可能性
✅ 津波
・大隅半島東岸では最大4m程度
・薩摩半島や錦江湾内は比較的小さいが
局地的に1〜2mの津波が到達する恐れあり
・津波到達時間は早い所で地震発生後約20分
✅ 死者想定(鹿児島県全体)
最大2,000人(建物倒壊・津波・火災含む)
鹿児島の多くの地域は津波リスクが比較的小さいとされますが、沿岸部や海抜の低い地域では避難の遅れが命取りになる、と注意喚起されています。
最新のシミュレーションでは、東海・東南海・南海・日向灘の4連動型も想定されており、
発生規模や影響範囲が従来以上に広がる可能性も指摘されています。
南海トラフ巨大地震って鹿児島にはそんなに影響ってないんじゃないの?
とか、
まあ大隅半島の海に面した所は津波の影響とか受けるかも知れないけど、薩摩地方や錦江湾は大丈夫なんじゃね?
とか思っている人も鹿児島県人には多いかもしれませんが、皆さん南海トラフ地震 鹿児島への影響は?津波・被害想定とかよく知ってますか?
地震の規模や時期、時間帯によって変化するので一概には言えないですが、地震と津波による鹿児島の死者の想定は最大2000人と言われています。
まあすごい被害が出ると言われている、和歌山・高知などに比べるとそんなに多くないじゃん、と思われがちですが、南海トラフだけではなく、東海・東南海・南海・日向灘の4連動の巨大地震もシュミレーションされています。
↓↓最新のシュミレーション映像がこちら↓↓
※ショッキングな映像と音声が含まれているので注意!※
この動画に出てくる日付、時刻等の細かい数字はすべて架空のものです。
引用:Takahashi Suzuki(防災 看護師)さん
だんだんと地震が広がり、震度が大きく、広がっていくと予想されているこの動画、すごい怖いですよね?
映像があまりにもリアルでしっかりとしているので余計に恐ろしさを感じますね。
鹿児島でも震度6弱や5程度の地震が予測され、地震の20分後には、津波が来るともいわれています。
他の大分県や宮崎県、高知県よりは被害程度は小さそうですが、それでも甚大な被害が予想されているのです。
鹿児島県・鹿児島市でも以下のように情報を出して注意を呼びかけているので、時間を作って一通り目を通しておくことをおすすめします。
▼参考:鹿児島県の公的資料
▶️[鹿児島市 津波ハザードマップ]
もしものときのために、今できる備え
巨大な地震がそう遠くない将来に起こるかもしれない、ということはわかった。
でもだからってどうすればいいのさ?って思いますが、正直、地震予知は難しいと言われていますし、過去の文献を紐解いて「今回はこうかもしれない」「そろそろおこるかもしれない」と研究者が言っているだけで、(言い方は失礼ですが)本当にそのとおりになるのかは誰にもわかりません。
「いつ起こるかわからない巨大地震」だからこそ、「備えること」が最も確実な命綱になります。
2025年現在、防災の専門家が推奨している準備は次の通りです。
✅ 備蓄は最低2週間分
食料・飲料水・常備薬・衛生用品・ペット用品
✅ 家具の固定・ガラス飛散防止
揺れによる負傷を防ぐ
✅ 家族との連絡方法を確認
集合場所や避難先を共有
✅ 最新の情報源を確保
防災ラジオ・スマホアプリ・SNSを活用
✅ 避難ルートの確認
自宅から最寄りの高台までの経路を把握
小さなお子さんや高齢の家族、ペットなどがいるご家庭は、特にきめ細かい準備が必要です。
何も起こっていない今こそ、一度立ち止まって備えを見直すタイミングかもしれません。

鹿児島県で地震が起きたら超危険な市町村ランキングTOP20
Youtubeをみていたら、「鹿児島県で地震が起きたら超危険な市町村ランキングTOP20」という動画を発見しました。
ゆっくり解説は嫌いだよ!って方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと参考にしてみても良さそう?!
ちなみに鹿児島市は19位でした。
引用:日本地理おもしろ特捜部【ゆっくり解説】さん
まとめ
鹿児島は南海トラフの震源からは離れているとはいえ、津波や強い揺れなど、決して「無関係」ではありません。
「どうせ大丈夫だろう」と思い込むのではなく、「もしかしたら起きるかもしれない」と考えた上で、できる備えを積み重ねておくことが大切です。
南海トラフ巨大地震だけではなく、巨大地震や巨大噴火などの自然災害が間を置かずに起こる、という可能性も指摘されています。
恐怖を煽るのではなく、「知って、備える」ことで、守れる命がきっと増えます。
これを機に備蓄品を見直したり、家族でもしもの時のことを語り合ったりすることをおすすめします。