もうすぐ節分ですね。
この頃よく見かけるイワシ。
節分イワシと呼ばれていて、節分に縁が深いものなんですって。
今日は、節分イワシの意味ってなんなの?
地方によって違う節分イワシの風習あれこれを
書いてみようと思います。
節分いわしの意味って?
お正月がすぎると今度は節分です、早いですね。
節分といえば『恵方巻き』がもう定番化しましたが、
もうあちこちのお店で早速予約が始まっています。
でも最近やけに「いわし」を見かけます。
『節分イワシ』って言うらしいですが、
恵方巻きより歴史は古そうな感じがするのに
恵方巻きより意味とか由来を知られていない気が・・・。
節分イワシって一体どんな意味があるの?
すごく興味があったので調べてみましたよ^^
節分にイワシ?
近所のスーパーでは「節分イワシ」と説明された紙を貼られたイワシが
何種類か売られていました。
普通の塩イワシが多かったですが、
中にはお腹の部分に明太子が入ったものも。
西日本ではこの節分イワシなるものを
『節分の時に食べる』という習慣があるようです。
節分に食べるものと言えば恵方巻きとお豆ですよね?
恵方巻きなんかその都市の恵方を向いて
無言で1本食べ切らないといけないという決まりがあります。
その上に塩イワシまで食べろとな?
どうも節分にイワシを食べる、という
主に西日本での風習の意味は、
鬼を追い払うため、と言われています。
鬼はイワシを焼く時に出るモウモウとした煙が苦手なんだそう。
イワシのニオイも苦手だといいます。
イワシくらいで退散するとはなんだか可愛らしい気もしますが、
鬼を追い払う、邪気払いをする為に
節分にイワシを焼いて食べるという大きな意味があったのですね。
イワシと恵方巻きって食べ合わせがあんまり良くないような気もしますが、
1年の邪気払い、幸せを引き寄せるために、
恵方巻きだけではなく、イワシも食べてみてはどうでしょうか?
節分いわしの風習は地域によって違う!
西日本では節分に鬼を追い払うために
イワシを焼いて食べる、という風習があることがわかりました。
西日本(鹿児島)住みの私は節分にイワシを食べたことは
今まで一度もありませんが・・・・^^
でも実は所変われば、同じイワシでも
食べずに「飾る」という地方もあるんです!
『柊鰯(ひいらぎいわし)』といって、
植物のひいらぎの枝に焼いたイワシの頭を刺したものを
門口に飾ります。
その意味は、鬼を追い払ったり魔除けのため。
柊は葉っぱがトゲトゲしていて、触ると痛いですよね?
そのヒイラギのトゲトゲした葉っぱが
鬼の目を刺すので鬼は入ることができない、
と言われています。
イワシの意味は先ほどと同じで、
イワシの焼くニオイや煙が苦手なので
これも家に入って来られないからです。
何となくこじつけっぽい感じもしなくはないですが、
邪気払い・魔除けの意味が高い行事なので
積極的に取り入れると良さそうです。
まとめ
イワシを食べることで魔除けになるという考え方と、
ヒイラギに刺したイワシを飾ることで魔除けになるという考え方。
双方面白いですよね。
節分というと恵方巻きばかりが取り沙汰されますが、
イワシにも大きな意味があります。
この日本独特の風習がずっと受け継がれていくと良いですね。