今朝、桜島の噴火警戒レベルが3の【入山規制】からレベル4の【避難準備】に上がりました。
桜島内を震源とする地震が多発し、時間を追うごとに増えているようなので、
桜島が大噴火するんじゃないか?と危機感を覚えた人も多いのでは?
今日は、桜島の今後についてや、備蓄についてなど、
気になる桜島の噴火情報について書いてみます。
反響が大きかった桜島におけるペットの避難についての記事もアップしました。
>>桜島 避難ペットは?鹿児島市ペットを避難所に連れて行っていいの?避難グッズ
桜島 噴火警戒レベル4へ!
午前中、突然鳴り響いた携帯エリアメール。
恐怖を煽るような音に何事?と思っていたら、桜島が大噴火の可能性が高まったとのこと!
突然のエリアメールにびっくりしたって人も多いのでは?
去年は桜島と大隅半島が地続きになった、桜島大正噴火から100年目で、
また大正噴火のような大きな大噴火が起こるかもしれない!とは、
鹿児島県民はみんな多少の危機感は持っていたはず。
私も桜島の大噴火について考えて、覚悟をしていたはずだったのに、
いざこういうメールが来てしまうと動揺してしまいました。
つい最近も、口永良部島で大噴火が起き、全島避難になったことは記憶に新しいですよね?
さすがに鹿児島市内に住む私達まで避難するような事態にはならないとは思っているのですが、
自然災害なのでなんとも言えませんよね?
8月15日の午前7時ごろから桜島内を震源とする地震が多発していて、
それが時間とともに増加しているのだとか。
また急激な山体膨張が確認されているそうなので、大噴火待ったなし!な
状況なのかもしれません。
ちなみに噴火警戒レベル4とは【避難準備】のことで、気象庁のHPによると
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想される。
(可能性が高まっている)
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
(状況に応じて対象地域を判断)
となっています。
もう一つ上のレベル5は【避難】で、もうすでに重大な被害を及ぼす噴火が発生、
あるいは切迫している状態にある、
ということなので、レベル4は大噴火前としては最後のレベルという事になりますよね?
火山性地震はマグマの活動が活発になり岩盤が破壊されることによって発生しますが、
すでに桜島を震源とする震度2の地震が起こっており、南岳直下付近で増加しているということなので、
大変危険な状況であることは間違いありません。
桜島 噴火 今後はどうなる?
地震や火山噴火は人間の力ではまだまだ予測はできないとも言われていますが、
桜島に関しては比較的予測は可能だと言われています。
京都大学防災研究所の井口正人教授や、鹿大准教授の井村隆介准教授など、
様々な専門家が桜島を常時観察し、色々な情報発信をされていますよね。
桜島の噴火、今後はどうなるのでしょうか?
今すぐ(大規模な)噴火をしてもおかしくない」と指摘。
ただ五十八人の死者・行方不明者を出した大正大噴火(1914年)のような
大量のマグマを示すデータはないとしている。
引用:気象庁
マグマが浅いところまで来ているかもしれないということは、
大正大噴火程の規模か?まだ小さいのか?は定かではないものの、
マグマ噴火は免れない、ということでしょう。
御嶽山の噴火は、余地が難しいとされる水蒸気爆発でした。
桜島の場合、そもそも入山禁止になっているので、御嶽山のように火口近くまで
人間がいるということがありません。
火山によって命を落とす、となると噴石・溶岩・火砕流などの被害になると思われますが、
桜島の火口近くに住む住人はもうある程度避難しているそうですし、
対岸の鹿児島市となると、錦江湾を挟むため、そこまでの被害は考えられないでしょう。
(大隅半島は地続きですが、離れているのでそこまで直接な被害はないと思われます)
ただ、火山灰の被害となるとはなしは別です!
もし100年前と同じ規模の噴火が起きた場合、火山灰は、鹿児島市の中心部で
70センチから80センチに達するという結果が出ています。
火山灰は1日以上降り続くだろうと予想され、その量は大人の腰の下まで
埋まってしまう程だと推定されています。
そうなると自動車やバス、電車などの交通機関もすべて停止し、
都市機能は完全に麻痺してしまう可能性も。
また、建物によっては灰の重さに耐え切れず、倒壊する住宅もあるのではないか?
とも言われています。恐ろしいですよね?
火山灰は風向きによっては全国に飛散する可能性もあり、近畿から東海、関東などの
広い範囲に及ぶというシュミレーション結果も出た程。
また、火山灰は粒子が細かいため、ろ過装置をくぐり抜けてしまうため、
浄水場の機能がストップしてしまう可能性もあります。
今すぐそんな状況になるとはまだはっきりとは言えませんが、
100年前の大正噴火並みの大噴火が今日起こった場合、
大きな被害や影響が起こる可能性が大きいことは、留意していた方がいいかもしれませんね。
桜島 噴火 備えは?
最近、火山の大噴火や地震、異常気象など様々な災害が日本だけではなく
地球規模で起こってきていますよね?
特に日本では3.11の東日本大震災後、地震に対する知識が深まり、
備蓄の大切さを痛感する人が多くなってきています。
でも『喉元過ぎれば熱さを忘れる』という言葉があるように、時間が経つと
だんだんと警戒感が薄れてしまい、備蓄をしないとか、していたけど賞味期限が切れていた、
など、備えを怠っている人も増えているかも?
そういう私も、水を2ダース位買っているだけで、備蓄をしていない!!
あわてて取り敢えずお米を20kg位買いに走りましたが、
正直、桜島が大爆発したら、どんな備蓄をしたら良いのでしょうか?
例として、全国的に国や自治体の備えというのは、
一体どれくらい進んでいるものなのでしょうか?
火山の大規模な噴火はそう頻繁にあるものではないため、
全国的にはまだあまり進んでいないそうです。
個人的にも地震のために備蓄しているっていう人はいても、火山噴火のために備蓄している、
って人は少なさそう。
備蓄は地震用も火山噴火用もそう大きくは変わりません。
どちらも最悪の場合、自宅以外のどこかに避難しなければならない状況に
なる場合もありますしね。
一番いいのは必要な備蓄品を買って保管しておくことですが、
おすすめなのは、いつも使うもの・食べるものをいつもより多く買っておき、
それが切れないようにキープしながら使う方法。
これだといざという時に賞味期限が切れて使えなかった!ってことがなくて
かなり安心です^^
今回の桜島の噴火の場合、桜島以外の鹿児島県民が今緊急に用意しなければ
ならないものは特にないでしょう。
ですが、火山噴火に限らず、備蓄しておくことはとても大事なことなので、
以下のページなどを参考に、家族の分だけは十分備蓄をしておいた方がいいですね。
>>災害備蓄品マニュアル:http://www2d.biglobe.ne.jp/~satok/stock/
なお、桜島は今すぐに大噴火をするとは限りません。
もしかしたらしばらく経って、人々の警戒感が薄れた時に突然大噴火を
する可能性もあります。
その時に慌ててパニックになったり怪我をしたり、ということがないように、
日頃から状況をよく把握するようにしておき、何かあったらすぐに
行動に移せるように心づもりをしておきましょう。
特に小さなお子さんや、ペットがいる家は要注意です^^
噴火発生後に必要になる備蓄用品火山噴火対策セット(プレミアム) |
まとめ
桜島の噴火警戒レベル4のニュースは、本当に驚きましたね。
いつかは来ると覚悟していたはずなのに、いざとなるとかなりビビってしまいました。
情報の早いTwitterや、スマホラジオ『Radiko』などで情報を収集し、
慌てることなく冷静に対処したいものです。