今週はいよいよ西郷どん第4話、お由羅騒動の回です。
沢村一樹演じる赤山様がお由羅騒動で命を落とす場面。
もう書いているけで泣きそうですが、
西郷どん第4話のあらすじとレビュー、視聴率、
そしてお由羅騒動について書いていこうと思います。
【西郷どん 第4話】あらすじ
第4話タイトル:新しき藩主
父・吉兵衛から、赤山靱負死罪の刑を聞いた吉之助は
家を飛び出し、久光に直訴することを考える。
玉里の別邸に出かけようとしていた久光に、
赤山の死罪取り消しを訴えるが、
「おいにはどげんすっこともできん。おいに言うな」
(私にはどうすることもできない。私にそんなことを言わないで下さい)
と言われ、取り押さえられてしまう。
夕方、赤山に呼ばれて赤山邸に出向いた吉之助達。
死罪が決まったと言うのに穏やかな赤山は、
やりきれない思いで唇を噛みしめる吉之助達にお酒をついでいき、
「おいのかわりに斉彬様のお役に立てるように力を尽くしてくいやい」
(私に代わりに斉彬様のお役に立てるように力を尽くしてください)
と言う。
桜が舞う季節。享年27歳の赤山靱負の死だった。
赤山の死を納得できていない吉之助のもとに
父・吉兵衛が赤山の血で染まった襦袢の切れ端を持って帰ってくる。
赤山の死に怒りがこみ上げ、血に染まった襦袢と刀を持って
報復に行こうとするのを涙ながらに止める父を見て
吉之助はどうしようもない怒りに震えるのだった。
赤山の死罪後も斉彬派の粛清は続き、
正助にも謹慎処分が下る。
斉彬が藩主になって薩摩を変えてくれることだけが希望の綱である、
と考える吉之助だったが、事態は少しも動かない。
そんな斉彬のもとに、吉之助の書状と赤山の血に染まった襦袢が届き、
斉彬はその声に心を動かされ、阿部に協力を求めた。
その結果、斉興の隠居勧告を阿部から賜るが、
斉彬を毛嫌いする斉興は、隠居をし、
斉彬に藩主の座を譲るなんてまっぴらごめんだと言う。
それなら、と斉彬は一方の方にだけ弾が込めてある鉄砲を手渡し、
「好きな方を選び、こめかみに当てて撃つのです」
と銃を手渡す。
生き残ったほうが藩主になれる、ということだ。
斉興が最初に銃を手に取り、斉彬が残った方の銃を手に取り、
自分のこめかみに当て引き金を引く。
「カチッ」
斉興の負け。見ていたものたちはそう判断する。
「私は嫌です」由羅が飛び込んできて、銃口を斉彬に向ける。
「由羅、やめんか!」
斉興が銃を取ろうと由羅ともみ合った時、
ドゴンと銃声が轟く。
驚いた二人はへたり込み、嫌々ではあるものの
斉興は隠居し、43歳になった斉彬に藩主の座を譲るのだった。
斉彬の薩摩藩主就任はすぐに吉之助たちの耳にも入り、
無念の死を遂げた赤山の墓にもそれを報告。
総勢300人の同行人を連れてお国入りした斉彬を見て
吉之助は変わっていこうとする薩摩に胸を熱くするのだった。
【西郷どん 第4話】レビュー
泣けましたね~、赤山靱負の切腹シーン。
「なんで赤山様が死なんとならんのか!」と
見ていた私まで無念な思いでしたし、
思わず涙が流れました。
これは赤山様のお墓に何が何でも行かんないかん(行かないといけない)!
と思ってしまうくらいだったので、早速お墓を調べてみたら
日置市にあるみたいですね。
この寒気が遠のいたら是非いってみたいと思っています。
それにしても斉興と斉彬のロシアンルーレット、
とても緊張感がありましたね。
この時代にロシアンルーレットなんて!
と思いましたが、これ史実に基づいた本当の話なんだそうです。
さすが西洋かぶれの(←いい意味で言っています)斉彬公ですね。
そのロシアンルーレットで敗れた斉興はしぶしぶ隠居するのですが、
その後の西田敏行の「嫌々ながら本当に渋々」といったようなナレーションに
本当に斉彬を嫌っていて、嫌々だったんだな~、ということがわかりましたよね。
こんなすったもんだの末に斉彬公が藩主になったことを
今の今まで知らなかったのは本当に反省です・・・。
それにしてもお由羅騒動もあっけない程、サラッと済んだ印象です。
おどろおどろしさ満載の小柳ルミ子演じるお由羅さんも
大して怖くも恐ろしくも感じなかったし、
これじゃ小柳ルミ子の無駄遣いな気もちょっとだけしてしまいました。
以前放送された「篤姫」では、このお由羅騒動が詳しく描かれている
という話なので、見返してみたいな~と思っています。
さていよいよ斉彬様が薩摩の藩主になられました。
これから一体どのように薩摩は変わっていくのでしょうか?
ドラマの今後が楽しみですね^^
↓↓いつものTwitterでのみなさんのつぶやきを拾ってみました↓↓
赤山先生の切腹シーンを見て思う。武士にとって切腹はある種作法であり、美学。武士が武士たる所以とも言える。その中で服毒で死を選んだ調所は、罪を被り、名誉の死は望まぬことの演出だったのだと、1週間経て感じる。 #西郷どん
— トドロキ マユカ (@RokiMayu) 2018年1月28日
江戸期の藩主と民衆との距離はかなり近かったという研究が有り、渡辺京二氏によると対馬藩では庶民の子供が普通に藩主と会話していた史料があるそうです。 #西郷どん
— すんすけ (@tyuusyo) 2018年1月28日
視聴者が西郷どんと斉彬公の関係を知ってることに頼るんじゃなくて、ドラマの中で、なぜ西郷どんや彼の仲間があそこまで斉彬公に期待しているのか、斉彬公はどういう政治をしようとしているのか、納得させてほしいんだよなあ。郷中仲間との友情もなんか視聴者の背景知識に頼りそうな予感… #西郷どん
— いが(たろに) (@iga_iganao) 2018年1月28日
天下分け目の大戦敵中突破したり親子でロシアンルーレットしたりやっぱ島津恐すぎる
— 石田三成 (@zibumitunari) 2018年1月28日
#西郷どん 録画みてた。今回から字幕はずしたけど、わかるようになったきたぞー٩( 'ω' )و
— ナイセン【公式】川崎国際環境技術展2/1〜2 (@itallinc) 2018年1月28日
このドラマを違和感なく鑑賞するための魔法の言葉「薩摩ならやりかねない」
#西郷どん— 華せれぶ (@hanaserebu28) 2018年1月28日
斉彬が豪快に鼻をかむシーンはケンワタナベのアドリブとの事#西郷どん pic.twitter.com/WfHyJnYF7q
— akir (@arien0727) 2018年1月28日
島津家のサツマンルーレットといいゴッドファーザー斉彬に全てもっていかれました。赤山さんの切腹とか正助どんパパとかあったはずなのに…なのに…私が見てるの大河ドラマ「斉彬」!? #西郷どん #どん絵 pic.twitter.com/dUiBY0ZfcP
— ぼりす@「西郷どんと明治偉人さん」発売中 (@borisako) 2018年1月28日
斉彬様カッコ良すぎる……泣!#NHK #西郷どん pic.twitter.com/eZgqk1oRH5
— 札幌のトラペゾ (@trapezohedoron) 2018年1月28日
【西郷どん 第4話】視聴率
西郷どん 第4話の平均視聴率は14・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
今回は0・6ポイント上昇したそうです。
やはり斉彬と斉興の「ロシアンルーレット」が
かなり話題になっているらしいですよ^^
渡辺謙と鹿賀丈史の迫真演技が凄かったですもんね~。
これからも楽しみです^^
◆◆西郷どん 前編 / NHK出版 |
西郷どん 第4話 お由羅騒動とは?
お由羅騒動っていう言葉は知っていましたが、
どんな出来事かってことは全く知らなかった私。
よくよく聞いてみると、周りの人もほとんどがそんな感じで
鹿児島に住んでいるのに鹿児島のことを何も知らなかったんだな~
って反省することしきりです・・・。
まさか赤山様がこんな早くに、しかもお由羅騒動で命を落とすなんて
全く知らず。
赤山様は西郷さん達とともに、まだまだ薩摩のために
頑張ってくれているとばかり思っていたので、
突然の死罪の話に呆然としてしまいましたよ。
ということでお由羅騒動について調べてみました。
そしたらTwitterなどでなかなか興味深い、
面白いことがどんどんつぶやかれてしたよ。面白い^^
再掲しますが、お由羅騒動は非常〜にややこしくて、
・当の斉彬と久光は仲が良い
・本来、斉彬の後ろ盾になるはずの母弥姫がすでに死去
などなど、単純に斉彬vs久光ではないのです。 pic.twitter.com/bP2YlBJFkz— こんでん (@hiroju55) 2018年1月21日
お由羅騒動は調伏合戦という異様な側面あり。調伏や呪詛で人が死ぬはずがないのだが、幕末の人々は恐れを抱いており、当代きっての開明君主島津斉彬も決して例外ではなかった。息子の相次ぐ夭逝に心痛した斉彬は肌着や脇差など自分の形代を撫物として祈祷するという調伏返しまでやっている。#西郷どん
— 桐野作人 (@kirinosakujin) 2018年1月22日
それ分かります!#篤姫 ではお由羅騒動の過程が丁寧に作られていたのに、#西郷どん ではあっと言う間。
これは、調所様と斉彬様の駆け引きやお由羅様が斉彬を呪う姿、騒動の詳細を
「篤姫でおさらいしてね」
って事で受け取ってもよろしいのでしょうか?— 福笑 (@smile106uvu) 2018年1月21日
お由羅騒動流れ
斉彬ひい爺さん島津重豪が蘭学事業で藩が財政破綻
→重豪、蘭学事業反対派家臣を近思録崩れで切腹を含む弾圧
→調所広郷が圧政の上に藩財政再建
→重豪は斉彬を江戸で教育し蘭学好き
→斉彬が藩主になると重豪と同じ財政破綻するじゃね?
→弟の久光を藩主にしよう!#西郷どん— 一二三 (@nunonofuku123) 2018年1月21日
事態を知って激怒した斉興によって、斉彬派は大弾圧を受ける。いわゆる、「お由羅騒動」(高崎崩れ、嘉永朋党事件)である。嘉永2年(1849)12月にこの計画が発覚し、そこから翌年4月までの間に、斉彬派の50名余りに切腹・遠島などの厳しい処分が科せられた。#西郷どん
— 町田 明広 (@machi82175302) 2018年1月21日
色々な思いがあってのお由羅騒動ですが、
どちらも言っていることはその派閥の中では正しくて、
どこまでいっても平行線。
今回は西郷さん側からなので、つい斉興・お由羅憎し!となってしまいますね。
でも、お由羅騒動っていう割にはあんまり
お由羅さんは関係なさそうな気もしたので、
「女の嫉妬やエゴ」で起こった事件、みたいなイメージなこの名称、
変えても良さそうな気がしちゃいました。
あと、知恵袋でわかりやすいまとめが載っていたので
気になる人はどうぞ。
ついでに、
>>島津斉興は異常に斉彬を嫌っていた理由とは?
まとめ
西郷どん、お由羅騒動の回、
赤山靱負が切腹を命じられる衝撃の展開なのは悲しいですが、
ちょっと盛り上がって来ましたね。
でも篤姫のときと比べると展開が早いようで・・・。
相変わらず「さつま言葉」がわかりにくすぎて
もう脱落してしまいそう・・・な~んて声も聞こえてくる西郷どんですが、
これからどんどん楽しくなりますよ~(多分・・・)