年賀状じまい 50代が増える理由|失礼にならないマナーとやめるコツ

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年賀状文化が少しずつ薄れつつあるなか、「そろそろ年賀状を終わりにしたいな…」と感じる方は、50代以降を中心に年々増えているようです。

とくに、普段は会わない友人や、昔の同僚など“年賀状だけでつながっている関係”って、書く側も受け取る側も、どうしても負担になりやすいですよね。

とはいえ、「急にやめちゃうのは失礼かな…」と迷ってしまう気持ちもよくわかります。

最近では“年賀状じまい”という言葉もすっかり広まり、郵便局が方法を紹介するほど一般的になってきています。

この記事では、年賀状じまいの正しいマナーや、相手との関係を崩さずにやめるコツ、そして「みんなどうしてるの?」という実際の声までまとめてみました。

無理のない形で気持ちよく新年を迎えるための参考になれば嬉しいです。

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年賀状じまいは失礼?50代から増えている「やめたい」という気持ちの理由


写真はイメージです。

年賀状をやめたいと感じる人が増えている背景には、50代前後ならではのライフステージの変化が大きく関係しているように思います。

子どもが成長したり、定年や転職を意識し始める時期は、どうしても人間関係を見直したくなるタイミングになりますよね。

また、喪中が続いたことで「宛名だけで済んだ気楽さを知ってしまった…」という声も多く、喪中が“きっかけ”になって負担に気づく方もいます。

特に、年賀状だけでつながっている相手に対しては「今年も近況を書かなきゃ…」「相手の近況にどう返事すれば…」と、心理的な負担が大きくなりがちです。

とくに女性は丁寧に書こうとする方が多いので、1枚だけでも意外とエネルギーを使ってしまうんですよね。

一方で、年賀状文化自体が全体的に下火になっているのも事実です。

総務省の統計でも、年賀はがきの発行枚数はこの10年で大きく減ってきています。

つまり「やめても変じゃない」時代に入ってきている、ということでもあります。

さらに、年賀状はどうしても“毎年の義務”になりやすく、返事を期待してしまったり、逆に期待されたりと負担が続きがちです。

こうしたことが積み重なって、「もうやめたいな、やめてもいいかな…」と思うのは自然な流れだと思います。

とはいえ、やめるときは相手との関係性を見ながら慎重に進めたいところです。

たとえば、いつも楽しみにしてくれている相手や、毎年丁寧な手書きで返してくれる方には、急にやめるより一言添えたほうが思いやりにつながります。

まずは、「やめたい」という気持ち自体がごく自然で、実は同じ悩みを抱えている人がたくさんいるんだということを、安心材料にしていただければと思います。

年賀状じまいの正しいマナー|通知する?しない?相手別のベストな対応


写真はイメージです。

年賀状じまいの方法には、大きく分けて2つあります。

「年賀状じまいのお知らせ」を出す

これはもっとも丁寧な方法で、郵便局でも推奨されているやり方です。

「来年からは年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます」といった一文を入れることで、関係は大切にしつつ、年賀状だけを終えることができます。

友人に対してなら、
「これからも変わらずお付き合いいただければ嬉しいです」
と添えると、とても柔らかい雰囲気になります。

ただ、あまりに丁寧に伝えると、逆に相手が距離を置かれたように感じてしまうこともあります。

実際に新聞の投稿欄でも「わざわざ言われると寂しく感じた」という声があり、受け取り方には個人差があるんですよね。

うちの両親も2年ほど前に年賀状じまいをしましたが、その前年にちゃんと“お知らせ”を出していました。

最近は特に高齢の方の間で、年賀状じまいをする人が多くなってきた印象です。

知らせずにそっと“フェードアウト”する

実は、この方法を選ぶ方が圧倒的に多いんです。

とくに相手が…

👉️ 毎年返信が遅い
👉️ 近況が定型文で関係が薄い
👉️ すでに返信が途切れている

こんな場合は、わざわざ知らせなくても失礼にはあたりません。

年賀状には「返事が来たら次の年も出す」という暗黙の流れがあります。

返信がない相手とは自然に終わる関係なので、特に説明する必要もないんですよね。

相手別のおすすめ対応

👉️ 仲の良い友人 → 簡単なお知らせが安心

👉️ 年賀状だけの関係 → フェードアウトが自然

👉️ 毎年丁寧にくれる人 → お知らせありが丁寧

👉️ 距離を感じさせたくない相手 → 2〜3年かけて枚数を減らすのも◎

年賀状じまいに「これが正解」というものはありません。

相手との距離感や性格、自分が感じる負担など、いろいろなバランスを見ながら決めていくのが一番です。

みんなはどうしてる?実際の声と“無理なくやめるコツ”

長年続いてきた文化なので、「やめたい」と思っても罪悪感が出てしまうのは当然のことです。

でも実際には、多くの人が同じように悩んでいて、特に50代以降では“やめる側”がどんどん増えてきています。

年賀状じまい よくある実体験

👉️ 喪中が続いて、そのまま終わりにした

👉️ 返信が遅い相手と自然消滅した

👉️ 数年かけて枚数を減らした

👉️ 本当に大切な人だけに絞った

👉️ 子どもが独立したタイミングでやめた

特に女性は「はがきのやり取りは続けたい」という気持ちが強く、LINEでのあっさりした連絡より“はがきの温かさ”に魅力を感じる方も多いです。

それでも、「年賀状は義務じゃない」と気づいたとき、気持ちがふっと軽くなることもあります。

年賀状を無理なくやめるコツ

① 喪中明けにそのままフェードアウトする

喪中後は返さなくても失礼ではないので、いちばん自然です。

② 枚数を一気に減らさず“優先順位”で整理する

大切にしたい相手だけ残す方法がやっぱり無難です。

③ 年賀状じまいのはがきは“短め・控えめ”に

長文だと相手に重く受けとられることがあります。

④ 決めた年は、相手から来ても翌年送らない

返してしまうと続いてしまうので、「今年から終わり」と割り切るのが大事です。


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親しい相手には「LINE・メール」への切り替えも自然な流れに

はがき文化が好きな方でも、最近は親しい友人や同僚との間では、年賀状をきっかけに「そろそろLINEやメールにしようか」と自然な流れで変わっていくことが増えています。

50代になると、普段の連絡はほとんどLINEという方も多く、家族や友人ともスマホでやり取りするのが日常になっていますよね。

そのため、年賀状だけ“昔のまま”という状況に、ちょっとしたズレを感じる方もいるようです。

たとえば毎年のやり取りが続いている相手でも、「一言の近況だけのために年賀状を書くのは負担…」と感じている人は実は多いです。

そんな相手からある年、LINEで「今年から年賀状やめることにしたよ。これからもよろしくね」とメッセージが来ることもめずらしくありません。

これは“関係を切るため”ではなく、お互いの負担を減らす前向きな簡略化として広がっている動きです。

ただ、いきなり全部デジタルに変えると、相手によっては「え?」と驚かせてしまうこともあります。

50代同士なら、まずは普段から連絡を取り合っている相手に限って移行するほうが自然です。

わざわざ宣言する必要もなく、普段の会話でLINEが増えていき、その流れで年賀状もゆっくりフェードアウト…

そんなやわらかい切り替えが一番ラクかもしれません。

年賀状じまいは「やめる」ことではなく、「負担の少ない形で関係を続ける」ための選択肢のひとつ。

自分と相手の距離感に合わせて、無理のない方法を選べば大丈夫です。

はがき文化を残したい人は“季節の挨拶状”に切り替える選択肢も

年賀状は負担に感じるけれど、「はがきで気持ちを伝える習慣そのものは大事にしたい」という方も少なくありません。

そんなときは、寒中見舞いや暑中見舞い、四季に合わせた季節の挨拶状へ切り替えるのも自然な方法です。

これらの挨拶状は、年賀状ほど形式に縛られず、ちょっとした近況を一言添えるだけでも気持ちがしっかり伝わるのが魅力なんですよね。

冬なら「寒中見舞いとして無理のない範囲でのご挨拶」、夏なら「暑いけど元気で過ごしてね」という軽い一言だけでも十分です。

そんなラフなスタイルでも、はがきならではの温かさはちゃんと残ります。

年賀状のように「毎年必ず書かなきゃ」というプレッシャーもなく、自分のペースで続けられるのもうれしいポイント。

年賀状より自由度が高いので、肩ひじ張らずに“はがき文化”を続けたい方にはぴったりの選択肢です。

まとめ

年賀状じまいは、けっして失礼なことではなく、50代以降ではむしろ自然な選択になりつつあります。

大事なのは“形式”ではなく、「これからもいい距離感でつながりたい」という気持ちのほうですよね。

関係が薄い相手にはフェードアウト、親しい相手には軽いお知らせ…など、相手に合わせて方法を選べば、気持ちよく年賀状文化を卒業できます。

無理に続ける必要はありませんし、罪悪感を抱える必要もありません。

年賀状は“義務”ではなく、“気持ち”で続けるもの。

もし負担を感じているのなら、それは十分なサインです。

これからの人間関係を見直しながら、自分にとって心地よい形を選んでみてくださいね。

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