ヤスデがまさかの2階まで!? 秋の大発生の理由と臭いの正体をわかりやすく解説

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数年前にも大発生したヤスデ。

今年はそのとき以上に数が多く、毎日のように処理が欠かせないほど、わが家のあちこちで見かけます。

普段はほとんど姿を見ないヤスデですが、触ると独特のニオイがして、庭だけでなく庇(ひさし)や2階のベランダにまで現れることもあるんです。

まさに今の我が家がその状態😭

我が家のように「どうしてこんなに出るの?」「なぜ2階まで登ってくるの?」──そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、虫が苦手な方にもわかりやすく、ヤスデの基本的な習性やニオイのしくみ、そして家の高い場所にまで登ってくる理由について、調べたことをもとにやさしく解説していきます。

以前の記事でお伝えした「駆除や対策」編の続編として、今回はヤスデの生態と行動の理解に焦点を当てました。

原因や習性を知っておくことで、次に発生しても落ち着いて、より効果的に対処できるようになるかも?!。

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ヤスデってどんな虫?基本的な習性と特徴

ヤスデ(漢字では「馬陸」と書くこともあります)は、節足動物多足類の一種で、ムカデとは違う仲間です。

たくさんの脚を持ち、体の節ごとに足が2対ずつ(片側2本ずつ)ついているのが大きな特徴なんですよ。

日本国内でも250種以上、世界では数千種もいるといわれています。

食べるのは主に腐った落ち葉や腐葉土、菌類など。つまり、植物が分解されてできた有機物を食べて、自然の中では“掃除屋さん”のような役割をしてくれているんです。

活動するのは、湿った土や落ち葉の多い場所、直射日光の当たらないジメッとしたところ。湿度が安定している環境をとても好みます。

そして、ヤスデを駆除したときのあの独特のニオイ。

これもちゃんと理由があるんです。

ヤスデは刺激を受けると、体の横腹にある臭腺から黄褐色の分泌液を出します。

中にはかなり強い刺激臭を放つ種類も。

この分泌液が、踏んでしまったり、触ってしまったときに「くさい!」「手がヒリヒリする」と感じる原因なんですね。

どうりで、庇や壁からヤスデを落としたり、一か所に集めたりしたときにイヤなニオイがしたり、誤って素手で触ったときや足で踏んでしまったあとにヒリヒリしたわけです😅

ムカデとよく間違われがちですが、ムカデは肉食で動きが速く、毒を持っています。

ヤスデは人を襲うこともありませんし、基本的にはおとなしい虫なんですよ。

足が多くて見た目がちょっと…というだけで、実は人間に害を与えるわけではないんです。

つまりヤスデは、「湿った場所を好み」「植物のくずを食べ」「刺激されるとニオイで防御する」虫。

これを知っておくと、なぜ家に出てくるのかが少し見えてきますね。


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ヤスデのイヤなニオイの正体と大量発生のしくみ

まずはヤスデのあの独特な「ニオイ」について。

ヤスデは強い刺激を受けると、体の節にある臭腺から化学物質を分泌します。

種類によっては、青酸系やベンズアルデヒド系の成分を含むこともあるそうです。

そのため、潰してしまったり、集団で出てきたときなどに、「ツンとした薬品っぽいニオイ」や「酸っぱいようなニオイ」がするのはそのせいなんです。

では、なぜ大量発生するのでしょう?

ヤスデが増える原因は主に次のような環境が関係しています。

👉️ 落ち葉や腐葉土が豊富で、湿気が多い場所に住みやすいこと。

👉️ 雨が続いたり、地中に水が入りすぎてヤスデが“水没”から逃げようと地表に出てくること。

👉️ 秋や梅雨時期など、産卵や脱皮など世代交代の時期に活動が活発になること。

つまり、「雨が多くて湿気が高い」「落ち葉や腐植が多い」「隠れる場所が多い」――
この3つがそろうと、地中から出てきて一気に活動を始めるんですね。

さらに数が多いと、分泌液のニオイも強くなるので、「なんか今年は臭うな…」と感じるわけです。

※この下に実際に家で駆除したときのヤスデの写真を掲載しています
「虫は本当に無理…!」という方は、目を細めるか飛ばしてくださいね😭













⬆️これ、前日駆除した次の日の早朝1回目に駆除したヤスデです。

しかも1階だけ。2階にも同じくらいいました😭

臭いし気持ち悪いし最悪。でも死んでるヤスデも多かったです。

今年は過去一ヤスデが多い年だと感じています。

なぜヤスデが2階の庇や壁を登って家の中に?その理由を解説

「ヤスデが2階まで登ってきた!」って聞くと驚きますよね。

でも実は、外壁を登って2階や庇、窓付近に現れるケースは全国で報告されているんです。

では、どうしてそんな高いところまで登ってくるのでしょうか?

👉️ 水から逃げて移動している

長雨で地中が水っぽくなると、ヤスデは水没を避けるために上へ上へと移動します。

より乾いた場所を探して、家の壁を登ってしまうんです。

👉️ 湿気の残る日陰を探して

乾燥が苦手なので、雨上がりの庇下や軒下、2階のベランダの陰など、湿気が残って直射日光の当たらない場所を好みます。

そういった場所を目指すうちに、2階まで登ってしまうこともあるんですね。

👉️ 壁を登れる習性がある

実はヤスデは壁を登ることができる構造をしていて、専門資料にも「垂直面を登る習性がある」と記されています。

人間が「そんな高いところまで来るはずない」と思うような高さでも、ヤスデにとっては余裕なんです。

👉️ 建物のすき間から侵入することも

外壁のつなぎ目や庇の下、2階の窓サッシのすき間、換気口など、家には意外とたくさんの“すき間”があります。

ヤスデはそういったところから入り込んでしまうこともあるんです。

つまり、「2階の庇までも登ってきてる〜!」というのは珍しいことではなく、ヤスデの習性と環境条件、そして家の構造が重なった結果なんですね。

安心・快適に過ごすためには、こうした“高い場所・陰・湿気”の対策も忘れないことが大切です。

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まとめ

今回ご紹介したように、ヤスデは「湿った場所を好み」「植物のくずを食べ」「刺激を受けるとニオイを出す」「壁を登ることができる」虫です。

私が「今年の秋、ヤスデが2階の庇まで来ていてイヤなニオイがしてた…」と感じたのも、まさにこうした習性と環境の条件が重なったからなんですね。

これを知っておくだけでも、「なんで!?」と慌てずに、「ああ、あの状況だな」と落ち着いて対応できます。

たとえば、
「落ち葉や湿ったすき間を減らす」
「外壁や庇の影になって湿気が残る場所をチェックする」
「2階の窓や換気口のすき間を点検する」
といった、ヤスデの習性に合わせた対策が効果的です。

焦らずに、原因を知って少しずつ環境を整えていけば、次に出てきても慌てずに済むかもしれません😊

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