今年も東日本大震災の日がやってきますね。
あの悪夢の日から4年が経ちますが、完全に復興した状態とはなかなか言えません。
今でも日本では各地で地震が毎日のように起こっていますし、
3.11が起こる前の状態に非常に似ていて、また同じような地震が
どこで起こっても不思議ではないとまで言う専門家もいます。
人間は過ぎてしまうとつい忘れてしまう生き物。
もし地震が来た時の為に地震に備えておきたいと思い、
家族の分はひと通り用意しているけれど、愛する愛犬の為には
一体何を備えておけばいいの?
今回は動物の地震対策について調べてみました。
地震 ペットの対策ってどうすればいいの?
阪神淡路大震災の時、ペットを連れて避難していた人などに
「人間が大変な時に犬猫どころか!」という容赦無い言葉を浴びせかける人がいたり、
ペットの為の救援が遅かったりしたと聞いたことがあります。
東日本大震災の時は、時代も変わり、今までの色々な災害で連携がうまく行っていたためか?
ペットの救済も比較的スムーズだったとか。
といっても、家族がどんなにペットを家族だと思っていても、他の人にはやはり
ペットというだけで、人間より下に見られ、救済も人間のほうが優先されてしまうのは
事実でしょう。
ペットを家族と大切に思っているなら、やはり人間と同じように
ペットのもしもの時のことを考えて備えておきましょう。
いつでも家族と一緒の時に地震に合うとは限りません。
家族がみんな外出中で、ペットだけが自宅で地震に合うということも
十分考えられるので、家具が倒れないような対策をしっかりしておきましょう。
これは人間でも十分な地震対策になるので、市販の突っ張り棒などを使ったり、
物をいっぱい詰めて隙間をなくしたりして、家具の倒壊に備えましょう。
そしてペットが隠れられるようにハードタイプのキャリーケースがあると良いですね。
狭いところに入ると気分的に落ち着くそうなので、何もない家具の倒れた
空間に一人ぽつんといるよりいいかもしれません。
また、家族で一緒にいるときに地震などに合った場合は、すぐにペットを抱き、
パニックで怪我をしたり、いなくなったりしないように保護しましょう。
そしてはぐれないようにリードでつなぎ、一緒に行動するといいと思います。
地震 ペットを連れての避難について
ペットを連れて避難所に行くと色々なトラブルが起きたりするでしょう。
最近になって、避難の時はペットも一緒にという指針を政府が出しましたが、
世の中ペット好きな人ばかりとも限りませんし、アレルギーを持った人も
いるでしょう。
また、人間も大変なときにペットなんて!って考える人も大勢いるでしょうし、
震災で犬もナーバスになってしまって神経質になり、いつも吠えない子でも
吠えたり、人をかんでしまったりするかもしれません。
ペットも人間と同じ被害者なんですが、やはり人間のほうが優先されてしまうのは
しかたがないことなのかもしれませんね?残念ですが。
なのでできれば避難所の車の中や、避難所の片隅などに
リードやハーネスなどをして目立たないように静かに避難しましょう。
犬を連れた人同士が集まると無用なトラブルは防げるかもしれません。
うちもチワワを2匹飼っているのですが、もしものときのことを考えて
一応の防災グッズを用意したり、対策を考えています。
避難に関して言えば、家族以外には神経質でうるさいチワワなので
避難所に避難はできないだろうということで、キャリーケースと
だっこ用のスリングを用意。
そして上のチワワは母が、下のチワワは私がというように役割分担をし、
外の物置にテントと防災グッズの入っているリュックを用意しました。
それでも実際には全然足りないでしょうが、今のところこれくらいの
対策しかとれていません。
地震 ペットの備えについて
ペットのための対策として家具の倒壊の防止や、ハードタイプのキャリーケースを
用意することは言いましたが、一番大切なのはやはり食料と水でしょう。
日本の場合には、大体最初のの3日間を過ぎれば支援体勢が整うと
言われているのですが、正直ペットの救助体制が人間のように
そんなに早く整うかはわからないので、自分のうちのペットの分くらいは
自分たちで用意しておきましょう。
- いつも食べているフード
- 水
- 飲んでいる薬・サプリ
- スリング
- 迷子札
- ペットシーツ
- リード
- パーカーなど洋服
フードは3日分~1週間程度は用意しておきましょう。
自分のペットが食べるフードと同じものが来ることは難しいかもしれないので、
安心して食べられる自分のフードを用意していたほうが安心です。
缶詰などは長持ちするので2~3個用意しているといいかも?
尚、健康な犬の場合はどんなフードでもいいかもしれませんが、
アレルギーを持っていたり、何らかの疾患を持っているので
獣医師の処方食を食べているペットもいるかもしれません。
そういう場合は尚更、多少長く食べられるように用意しておくと良いでしょう。
水も大切なので、3日分~1週間程度は用意しておきましょう。
尚、犬にミネラルウォーターをあげないように!
犬用の水がペットショップなどで売っているので、そういう水を用意するようにしょう。
薬を飲んでいるワンちゃんの場合は、薬が切れると大変なので
健康な時から意識しておいて、多少薬が残るようにしておくか?
獣医師さんに相談して余計にもらっておくようにするといいですね。
赤ちゃん用の抱っこ紐のようなもので、犬や猫と飼い主さんを
しっかり密着させます。
両手が使えるし、前に抱っこするので、背中に背負うタイプよりは
安全でしょう。
ペットがパニックを起こしていなくなった場合などに、迷子札があると
飼い主さんの元に戻ってくる可能性がぐ~んと高くなるでしょう。
ペットと飼い主さんの名前と、電話番号などを書いておくと良いでしょう。
※ペットが偏食だとかなり苦労します。
なので、平常時から色々なフードをローテーションで与え、
色々なフードに慣らしてなるべく偏食をなくすように躾けたほうが
いいようです。
こんなものも売られているようなので、何を準備すればいいか?迷う場合は
利用してもいいかもしれないですね?
まとめ
家族にとっては子どもと同じように大切なペット。
ペットも安心して家族と一緒に避難できるように、日頃からしっかりと
対策を立てて、いざというときに慌てないように。
あの時の地震や津波の恐ろしさを忘れずに、防災意識を絶えず持ち、
防災グッズの点検も忘れないようにしたいですね。