ノロウイルスが流行する季節ですね?
今年は今までにない『新型ノロウイルス』が流行するのではないか?
と警戒されていますが、そんなある日、父がトイレで倒れ、
意識不明になり救急車で運ばれました。
結果的にはノロウィルスが原因で一時意識を失ったことが判明しましたが、
そんなことあるの?って本当に心配でした。
今日はこれから大流行が予想される『ノロウィルス』の
意識不明になるかもしれない危険性について、
実体験を元に書いてみます。
ノロウィルスで意識不明になる!
ある日のお昼、お腹が痛いとトイレに行った父(70代前半)。
今、思い返してみれば「ちょっと顔色が悪かったかな?」
と思うくらいで、特に何の症状もなく元気でした。
でもしばらくするとトイレの方からドスンという、
人が倒れるような音がしました。
あっ、父が倒れたんだ、と思い、慌てて駆けつけると
トイレ前で意識を失い、倒れている父を発見しました。
確実に意識はありません。
いびきのような音すらします。
ヤバイ・・・これは絶対に脳内出血か心筋梗塞だ!と思いました。
元々、狭心症の持病を持っていましたから。
慌てて救急車を呼び、体を冷やさないように
なるべく動かさないように、毛布を掛け救急車を持ちました。
救急車が駆けつけるまでの15分、20分の長いことと言ったら・・・。
そうこうして救急車を待つ間、父の意識は回復しました。
意識がなかったのは時間にしてほんの数分。5分もありません。
呂律が回らないということもなく、
意識が混濁することもなく、普通に戻り症状を喋り出す父。
ただ倒れたことや意識を失ったことは、全く覚えていませんでした。
そして、やっと救急車が来てくれました。
でももう意識は戻っているし、父はプライドもあったのか?
「もう大丈夫」と救急車に乗ろうとしません。
でもその時は急なことで全く理由がわからなかったので、
救急車で検査ができる病院まで搬送してもらうことになったのです。
ノロウィルスで救急車を呼んだ父の話
父が倒れた時も、救急車に乗る時でさえ、
意識不明になった原因が何なのか?
私たちには全く分かりません。
救急車が来た時にはもう意識も戻り、元気になっていたので
救急車を呼んだらいけなかったかな?と思った位。
でも、意識不明になった時には、持病の狭心症もあるし、
倒れたのが寒い日で寒い玄関先のトイレだったので、
絶対に脳か心臓の病気で、死ぬかもしれない・・・・
と覚悟したくらいでした。
元気になった今となっては笑い話ですが、
いびきもかいていたし、本当にヤバイとあせりました。
駆けつけてくださった救急隊員さんは、家族の話と父の症状を見て、
緊急性はナイと感じたようですが、やはり持病もあるので、
病院で検査をしたほうが良いということで、病院に搬送して下さいました。
結果論としては、急を要するような病気ではなかったということで
救急車を呼ぶ必要性は本来はなかったのかもしれません。
ですが、高齢だったり、持病があったり、
意識が無かったり、いびきをかいたりしている場合などは、
躊躇せずに救急車を呼ぶべきです。素人判断はいけません!
検査の結果父の場合は、ノロウィルスなどの急性胃腸炎で、
急激に血圧が下がったことが原因だと判明し、
何の後遺症もなく、ごく普通に帰ってこられました。
意識がなく倒れていたこと、
いびきをかいていたこと、
などを思い出すと、本当に恐ろしい位で、
今でも胸がドキドキするのですが、
脳に血栓もなく、心臓も健康で何の問題もなかったことで
本当にほっとしました。
(高齢なので他の疾患は2,3見つかりましたが^^)
でもそもそもノロウィルスなどの急性胃腸炎で意識を失うなんてことが
本当にあるのでしょうか?
病院で聞いてみたところ、下痢や痛み、ストレスなどで
意識を失って倒れることは、よくあることなんだとか。
そんなことを全く知らずに生きてきた私達だったのでした。
その症状は血管迷走神経性反射だった!その症状とは?
ノロウィルスをはじめとする急性胃腸炎は、
今の季節によく大流行し、老人ホームに入所されている
ご老人の方々が集団で亡くなったりとニュースになりますよね?
下痢と嘔吐が同時に襲い、出すものがなくなっても苦痛が続く、
それはそれは恐ろしい病気で、かかった人はみな「二度とかかりたくない!」
と、声を揃えて言います。
私も娘からうつされ大変な思いをしたことがありますが、
でもノロウィルスで意識を失うってことが本当にあるのでしょうか?
先生がおっしゃるには、『血管迷走神経性反射』という
症状だっただろうということ。
(↑最近のお医者さんは病名を断定しませんよね?)
血管迷走神経性反射?
聞き慣れない名前ですよね?
その血管迷走神経性反射の症状というのは、
- 冷や汗
- 顔面蒼白
- 悪寒
- 徐脈(脈が遅くなる不整脈のこと)
- 失神
- 視界が暗くなる
というもの。
失神の前兆は失神の30秒から数分前に起こりますが、
何の前兆もなく突然失神が起こる場合も多いです。
失神、意識不明になるといっても、
時間的には30秒から5分程度と回復も早く、
その後の意識障害も普通ないので一安心なのですが、
失神時にはけいれんのような行動を示すこともあるようなので、
見ている家族が取り乱しても仕方がありませんね。
父も尋常では考えられないほどの冷や汗をかいていました。
倒れていた床は、おもらしをしたかのようでした。
病院では、『ラクトリンゲル液フソー』と言う点滴を
2時間位掛けて打ってもらいました。
予防法として体液をアルカリ性にすることらしいですが、
この点滴にはその効果があったようです。
通常は、酢を飲み体をアルカリ性に保つことが良いと
言われています。
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まとめ
ノロウィルスなどの急性胃腸炎で意識不明になるとは
驚きですね?
この症状は、若い高齢、持病を持つ持たないに関係なく、
誰にでも起こる可能性があるので、注意が必要です。
ただでさえノロウィルスは苦しい症状が続き、
体にも精神的にもダメージが大きい病気です。
しっかりとした知識を持って、慌てずに行動したいものですね。