今日9月3日は「グミの日」。
この日は「グ(9)ミ(3)」という語呂合わせから、UHA味覚糖株式会社が制定し、2007年に日本記念日協会に登録されました。
カラフルで種類豊富なグミって、大人も子どもも手に取るとワクワクしてしまうおやつですよね。
この記事では、グミがどこから生まれたのか、日本でどう人気が広がったのか、選び方や最新トレンドまでを、公式情報を交えながらわかりやすくまとめてみました。
きっと、今日の「グミの日」がちょっと特別に感じられるはずです。
知ってた?グミの起源と歴史

写真:PhotoAC
グミのルーツは、ドイツ・ボンにある製菓会社ハリボー(HARIBO)にさかのぼります。
創業者のハンス・リーゲルさんが1920年に会社を立ち上げ、1922年に「ダンシングベア(Tanzbär)」というクマ型のグミを作ったのが始まりでした。
当初はガムアラビックを使った柔らかめの食感で、町の人たちに親しまれていたそうです。
その後、形や食感が改良され、1960年に今の「ゴールドベア」という名前で本格的に発売。
以来、世界中で愛され続けており、ハリボーはまさに“グミ文化を築いたブランド”として知られています。
ただし、グミの源流はハリボーだけではありません。
イギリスでは19世紀から「ワインガム」というゼラチン菓子が楽しまれていて、トルコや中東では「ターキッシュデライト」という砂糖とデンプンで作られた甘いお菓子が人気でした。
こうしたジェリースイーツが、グミの原型につながっているんですね。
また、材料や作り方の移り変わりも面白いポイントです。
昔はガムアラビックが主流でしたが、その後ゼラチンが使われるようになり、現在では果汁や植物由来の色素を使った“自然派グミ”も増えてきています。
お菓子ひとつとっても、時代ごとの健康志向や食文化の変化が映し出されていますよね。
日本でのグミのはじまり
日本でグミが広まり始めたのは1980年代。
明治製菓の「コーラアップ」が登場し、その後1988年には「果汁グミ」が女子中高生を中心に大ヒットしました。
私自身、初めて食べたグミがこの「コーラアップ」で、コーラ瓶の形をしたグミの裏にオブラートが貼ってあったのを今でも覚えています。
ちょっとした驚きとともに、すごく新鮮に感じた記憶があります。
当時はバブル期で、輸入菓子や新しい食文化への関心が高まっていたこともあり、グミのユニークな食感やカラフルな見た目は若い世代にピッタリはまったんです。
その後、国内メーカーも続々と参入し、フレーバーや機能性を工夫したグミが次々と登場しました。
こうしてグミはドイツ発祥ながら、日本でも独自に進化を遂げ、“ただの輸入菓子”から“日本人好みに進化した定番のおやつ”へと成長していきました。
グミの選び方—食感やシーンで楽しもう

写真:PhotoAC
売り場に並ぶたくさんのグミを前にすると、「今日は固めにしようか、それとも柔らかめ?」とつい迷ってしまいますよね。
選び方のポイントは大きく3つですが、ライフスタイルやシーンに合わせて選ぶのもおすすめです。
食感:「ハード派」vs「ソフト派」
ハード派には、しっかり噛みごたえが楽しめるHARIBOやタフグミがおすすめ。
集中したいときや長く楽しみたいときに向いています。
一方、ソフト派にはジューシーなピュレグミや果汁グミがぴったり。
やさしい食感で、子どもからシニアまで幅広い世代に人気です。
うちの姪っ子ちゃんも果汁グミのぶどう味が大好きでした^^
機能性:噛むことで得られる効果
グミはよく噛むことで満腹感が得られやすく、食べ過ぎ防止にもつながります。
そのため「ちょっと小腹が空いたときのダイエットおやつ」としても注目されています。
最近では鉄分やコラーゲン入り、さらには睡眠サポート成分配合のグミまで登場。
私も「鉄・葉酸グミサプリ」を食べ続けていますが、正直おやつ感覚だったので結果にはそこまで期待していませんでした。
しかしその後の血液検査で不足気味だった鉄分の数値が改善していたんです。
「こんな鉄がすっからかんでよく倒れなかったもんだ」とお医者さんに言われていたのに、標準値に戻っていた(とは言ってもギリギリの底辺だったけど)ので、ある一定の効果はあるのかもしれませんね。(鉄剤は下痢になるので飲めなかった)
グミのサプリは水なしで食べられるのも便利で、サプリメントが苦手な人にも向いていると思います。
個性・話題性:変わり種グミ
顔が思わずゆがむほど酸っぱいグミ
コーラやビール味といったユニークなフレーバー
和菓子や本格スイーツを再現したタイプ
キャラクターや推し色コラボの限定品
こうした変わり種グミはSNS映えもしやすく、食べ比べをしている人もいる程人気です。
ダイソーなどでもいろいろなグミを発売していて面白いですよね。
シーン別に選ぶ楽しみ方
オフィスでは集中できるハード系、リラックスタイムにはフルーツ系、友達とシェアするなら限定コラボもの…と、シーンに合わせて選ぶと楽しみが広がります。
旅行やお出かけには小袋タイプが便利で、持ち歩き用としても重宝します。
まとめ
今日は「グミの日」。
グミは見た目も味も多彩で、食べるたびにちょっと幸せな気分を運んでくれるおやつです。
ドイツ発祥から日本での進化、そして選び方や楽しみ方の広がりまで、奥深い魅力にあふれています。
たとえば、「今日はHARIBOでガツンと噛みごたえを楽しもう」とか「ピュレグミでほっと一息」など、その日の気分で選ぶのもおすすめ。
日本では今やグミがガムを追い抜く勢いで人気を集めていて、売り場はまさにグミ王国のよう。
ぜひ「グミの日」をきっかけに、自分のお気に入りのひと粒を見つけてみてくださいね。