東京都で、6才以下の小児にりんご病が近年ない程流行しているそうですね。
りんご病ってかわいい名前ですが、りんご病と言われてもあんまり良く分かりません。
りんご病って赤ちゃんにも感染するの?
りんご病ってそもそもどんな症状が出るの?
りんご病ってうつる病気なの?
今日は気になるりんご病について書いてみました。
りんご病 赤ちゃんでも感染するの?
りんご病ってかわいい名前ですよね?
正式な病名は、『伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)』といい、
ヒトパルボウイルスB19による感染症です。
何故りんご病と呼ばれているかというと、
感染するとほっぺたがりんごのように真っ赤になるから、なんです。
6才以下の小児が感染しやすい病気で、今回の東京都での流行も
発症した約71%が6才以下の小児でした。
警報レベルを超えているのは台東区・足立区・板橋区、練馬区など23区内などで、
7月下旬が流行のピークだと予想されています。
今は東京で流行していますが、東京都のように警報はでないまでも
全国どこでも流行しかねないりんご病。
そのりんご病に赤ちゃんも感染するのでしょうか?
りんご病に2才以下の子供が感染するのは稀だと言われているようですが、
環境によってはかかる場合もあるので、十分な警戒が必要なのは
赤ちゃんも一緒。
特に上に兄弟などがいる場合には保育園や幼稚園などで
知らないうちに感染していて、赤ちゃんや大人にうつしてしまう可能性も。
殆どの人が軽症で済みますが、まれに無菌性髄膜炎などの合併症を
併発する場合もあるため、注意が必要です。
りんご病 赤ちゃんの症状って?
★りんご病の症状★
- 風邪みたいな症状が続く
- ほっぺたに紅斑が現れる
→実は気がつかないケースが多いですが、ほっぺたに紅斑が現れる
1週間ほど前に、風邪のような症状が出ます。
でも微熱や鼻水や咳、倦怠感や筋肉痛など、普通の風邪と同じような症状な為、
りんご病とは気がつかないケースが多いです。
でも実は、この時期が一番感染力が強い時期でもあります。
→両側のほっぺたに赤い紅斑が現れます。
最初のうちは紅斑もまだらでポツポツなので、「あら?湿疹かな?」位に思いますが、
そのうちレース状に、腕や足、お腹など全身に現れてくるので???と思うはず。
ノコギリ状のギザギザした紅斑がポイント。
発疹は約1週間から2週間は続きます。
りんご病問名前の通り、ほっぺたが真っ赤になることで有名ですが、
実はその頃にはもう感染力はありません。
風邪かな?と思っているうちにほっぺたが赤くなったので
「あ~、りんご病だったのね?」と気がつくという感じなので、
正直見逃されやすいです。
でもその頃が一番感染力が強いんですが・・・・。
りんご病の潜伏期間は約10日から15日。(長くても20日程)
結構長い時間ありますよね?
合併症を起こすと危険と言われますが、殆どの人が軽症で済みます。
ですがあまり軽く考えないように、注意だけは怠らないようにしましょう。
りんご病に特効薬はないので、病院に行っても薬は出されず、
対処療法(安静にする、かゆみが出るため熱いお湯に入らないとか)のみ。
(痒みが強い場合は痒み止めが処方されることがあります。)
また、子供がかかるより大人がかかる方がダメージは大きく、
「関節炎」を発症するケースが多く確認されています。
赤ちゃんや小児が感染した場合、お世話するお母さんもかからないように
十分注意して下さいね。
★りんご病、感染を防ぐには?
- 手洗い
- うがい
- マスク
普通の風邪やインフルエンザの対処法と同じですが、
お世話しているお母さんが感染する時期は、
紅斑が出る前の風邪のような症状が出ている時なので、
正直、気がついた時は遅すぎた!ってことも。
普段からしっかりと手洗い、うがいを心がけ、
感染を予防することが大切です。
りんご病 赤ちゃん うつるの?
りんご病は子供に多い病気ですが、ヒトパルボウイルスB19による感染症なので、
赤ちゃんがうつる可能性も、赤ちゃんからお母さんや家族にうつる可能性もあります。
しかし赤ちゃんが感染する可能性は低いとは言われています。
怖いのは兄弟からもらってしまった場合。
感染した子供を看病していた母親がりんご病に感染してしまうというケースは
結構あるので、手洗い・うがいを徹底し、赤ちゃんや他の家族に
感染させないよう、注意が必要です。
小さな赤ちゃんがいる家の場合は大丈夫かもしれませんが、
お母さんが注意しなければならないのは、妊婦さんだった場合。
妊婦さんがりんご病に感染してしまうと、胎児に悪影響がある可能性も。
りんご病が重症化すると、流産してしまったり、胎児貧血などの深刻な影響が
出る可能性があるので、妊婦さんは感染しないように特に注意して下さいね。
(とは言っても風疹より低い確率です^^)
まとめ
りんご病ってかわいい名前ですが、気をつけないといけない病気ですね?
赤ちゃんや小さな子供がかかりやすいりんご病。
うがいや手洗いを徹底して、感染することがないようにしたいものです。