今年も我が家ではタラの芽がたくさん採れはじめ、毎晩天ぷらなどにして食べています。
あまりにもたくさん採れるのでご近所さんたちにもさし上げているのですが、
その独特の味はとても喜ばれます。
でも、毎年タラの芽の天ぷらを楽しみにしている親戚の叔父さんが、タラの芽を食べると
顔が真っ赤になるように。
今日は春の味覚、美味しいタラの芽について書いてみます。
タラの芽ってどんな味
タラの芽はタラノキの新芽のことで、地方によっても違いますが、
露地物は4月から6月上旬位までと、桜と同じ頃に採れる山菜です。
古くから高級な野菜として珍重されており、料亭などで良く食べられます。
タラの芽はアクが少ないのでアク抜きをする必要がなく、天ぷらやおひたしにして
食べるととても美味しく、人気がありますよね。
山菜の王者と呼ばれ人気のタラの芽ですが、天ぷらなどにするともっちり、
ほくほくした食感で、少し苦味があります。
その苦味が美味しさの秘訣なのですが、もしかしたらお子さんはこの苦味のせいで
おいしく感じられないかもしれませんね。
うちの子は小さい頃から食べて育っているからなのか?大好きですが、
タラの芽は大人の味なのかもしれません。
そのかわり大人にはものすごい人気があり、春のこの味を待ち望んでいる人が多いです。
最近では春先の旬の時期になるとスーパーなどで売っているのを見かけるようには
なってきましたが、とても小さく高いので、なかなか高価な天ぷらになりますよね。
ハウス栽培のものが多いようですが、露地物はすぐに成長するので少し目を離しただけで
大きくなってしまいます。
庭にタラノキを植えて栽培している方も多いようなので、もしタラの芽をもっと食べたい!
っていう方はタラノキの栽培も考えてみたらいいかもしれません。
タラの芽 露地栽培との違い
我が家は父がタラの芽の天ぷらが大好きだったので、十数年前からタラの木を植え、
今ではそれが増えてタラノキ林になっています^^
採っても採ってもどんどん新芽が出てくるので、春は毎晩タラの芽の天ぷらという、
ありがたいというか?有り難みが薄れるというか?そんな状態ですが、
やはりとても美味しいのでみんな飽きずに食べていますね。
うちはうちの山に生えていた天然物を採ってきて植えたので露地栽培になりますが、
露地栽培のタラノキにはたくさんの刺があり、とても風味が強く苦味やクセがあります。
一方、栽培物のタラノキには刺がなく、苦味やクセはあまり感じませんがその分
旨味や風味は露地物より弱いです。
刺がある分、下処理が面倒で、また独特の苦味やクセがある露地栽培のタラの芽の方が
私はやはり美味しいと感じます。
露地栽培のタラノキを手に入れるのはやはりなかなか難しいですが、
タラノキの種根(苗)を売っている所もあるので、そういうところで購入して
育ててみてもいいかも。
露地栽培のものと比べると味と風味は落ちますが、美味しいのには変わりはありませんので。
タラの芽でアレルギー?
毎年、うちからもらうタラの芽をとても楽しみにしている親戚の叔父さん。
今年も喜んで貰いに来たのですが、どうも近年タラの芽の天ぷらを食べると
顔が真っ赤になってしまうんだとか。
痒みが出るわけでもなく、そのほかにアレルギー的な症状が出るわけでもないけれど、
多分タラの芽アレルギーなんじゃないか?とのこと。
タラの芽をもう何年と食べてきた我が家ですが、そんな症状になった人は誰もおらず、
まさかタラの芽でアレルギー症状が出るなんて知らなかったので、早速調べてみることに。
すると、たらの芽のアレルギーは比較的よくあるらしく、たらの芽に含まれる特定の成分の
アレルギーだと言われてはいるものの、詳しいことはよく分かっていないそう。
タラの芽を食べたあとに口がしびれたり、喉がイガイガするっていう人や、
蕁麻疹が出たって人もいるようなので、タラの芽でアレルギーになる場合も
あるってことのようです。
アレルギーの原因となる物質があるとは思われるものの、詳しいことはまだ何も
分かっておらず、その対処法としては、一度タラの芽アレルギーが出た場合は、
体調にかかわらず食べるのは避けること位しかないようですね。
美味しいタラの芽の天ぷらですが、アレルギー症状で食べられなくなるのは
すごく残念ですね。
まとめ
タラの芽は春を告げる美味しい山菜ですが、まさかアレルギーがあったとは驚きです。
こんなに美味しいタラの芽を色々な人に味わって欲しいのですが、
やはりアレルギー物質があると言われると気になります。
はやくタラの芽に含まれるアレルゲンが特定され、みんなが安心してタラの芽を
食べられるようになればいいですね。