希望に燃えて新生活に飛び込んだのに、連休を超えたあたりから
何にもしたくない無気力な状態が続く・・・・。
憧れの会社に希望通り入社できたのに、このままじゃいけないと
焦りばかりが募ってしまう・・・・。
その症状、もしかしたら『五月病』かもしれませんよ?
今日は五月病の症状や原因、そして対処法を調べてみました。
五月病の症状ってどんなの?
五月病といえば、今まで一生懸命試験勉強を頑張った新入生や、
新入社員に多いと言われています。
でも実は、新しい環境に入った人ばかりに起こる症状という訳ではなく、
色々な人に起こる可能性があるんです。
特に今まで高校や大学に入ることだけを目標に一心不乱に勉強を続けてきた人が、
合格した開放感を味わった途端、目標を見失ってしまい、無気力になったり、
食欲がなくなったりすることが多く、一種の環境適応障害だと言えるでしょう。
頑張った人が特になりやすいので『燃え尽き症候群』なのかも?
五月病の症状は、無気力・頭痛や吐き気、食欲不振などが多いですが、
病院で診察や検査を受けてもどこも異常がないので、
仮病や怠けを疑われて、余計に辛くなってしまうようです。
●興味や感心が持てない
●食欲不振
●吐き気
●頭痛
●不眠
●不安感
●性欲低下
●人と関わるのが億劫
症状を見ると軽いうつ状態だと言えるでしょう。
実は医学的には『五月病』という病気はなく、多くの場合この症状は
1~2ヶ月程度でだんだん快方に向かっていきます。
しかしそれがいつまでたっても良い方向に進まない、症状がいつまでも続いたり、
不安感が強かったりする場合は、『五月病』ではなくうつ病や
もっと他の精神的な病の場合もあるので、1人で悩んで塞ぎ込まずに、
専門医に相談しましょう。
五月病の原因は何?
新生活を迎える季節になると、適度な緊張感と共に
ウキウキ待ちきれない気持ちになりますよね?
最初はこれからの新生活に期待し、やる気があるものの、
その環境になかなか順応できなかったり、思う通りにいかなかったりすることで
ゴールデンウィークあたりから軽いうつ状態になってしまう人が多いのです。
新しい生活に夢中になっていた頃には気づきにくかった様々な疲れや
ストレス、緊張感が、長期休暇を迎えたことにより一時的にホッとし、
抑うつ状態のような症状が出ます。
●人間関係が思う通りにいかないこと
●時間の使い方が大幅に変わってしまったこと
●疲れやストレスが蓄積されていること
●長い休みが会社に行く気を削ぐこと
●入社試験に受かったことで目標を達成した開放感が大きいこと
●入社試験に受かるという目標を達成し、次の目標が見付けられないこと
性格的に見てみると、几帳面でまじめな完璧主義者、内向性で孤立しやすく
物事にこだわる人が五月病にかかりやすいようです。
優等生タイプにも多く見られるということなので、やはり新生活の
ストレスが大きな原因だと言えるでしょう。
五月病の対処法を考える!
五月病は新しい環境に馴染めない、いわば『適応障害』だと言いましたが、
では五月病かも?と思ったらどんな対処をすればいいんでしょうか?
→自分に合うストレス解消法を見つけましょう。
読書とか音楽を聞くとか?
●新たな目標となるものを見つける
●友人や恋人を作る
●まじめに考え過ぎない
●完璧を求め過ぎない
→◯◯をしないといけない!という気持ちをとりあえず捨ててみる
●ジョギングなど軽い運動を続ける
●食事をバランスよく取る
●好きなこと、やりたかったことを始めてみる。
→趣味や習い事などを始め、生活に刺激を与えてみる
●学生時代の友人など、旧友と会ってみる
●カウンセラーに相談してみる
五月病になりやすい人は責任感が強かったり、まじめだったり。
とても素晴らしい性格なのですが、それで心を乱してしまったら
体調までおかしくなってしまいます。
五月病は「このままだと危ないぞ!」という心と体からのサイン。
たかが五月病の無気力、虚無感だと軽く見ず、うつ病になったり
ひどい精神的な病になる前に、早めに病院に行って診察を受けましょうね。
まとめ
ストレス社会と呼ばれている現代。
環境が変化しやすい今、いつ自分が精神的な病になるか?
人事だとは言い切れません。
なるべく日常生活でストレスを溜めないように、
趣味や興味のあることを楽しみ、健やかな心と体でいたいものですね。