鹿児島市の夏を彩る伝統行事「おぎおんさぁ」。
鹿児島では有名な夏の行事ですが、あんまり知らないって人も実は多いのでは?
2025年も開催決定!宵祭・本祭・後夜祭の4日間スケジュールになり、さらに賑やかに開催されます。
今年版は「最新情報」で完全アップデート👍
※この記事内の写真は撮影当時のもので、現在の店舗の外観や情報とは異なる場合があります。最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。
🗓 2025年おぎおんさぁ 日程・開催内容
引用:Youtube nanabanさん
📅 2025年 おぎおんさぁ開催スケジュール
鹿児島おぎおんさぁ振興会によると、2025年は以下の日程・会場で開催予定です。
- 🔸 宵祭:7月18日(金)16:00~21:00 (22:00 イルミネーション消灯・終了)
- 🔸 宵祭:7月19日(土)13:00~21:00 (22:00 イルミネーション消灯・終了)
- 🔹 本祭:7月20日(日)16:00~21:00 (22:00 イルミネーション消灯・終了)
- 🔸 後夜祭:7月21日(月・祝)16:00~21:00 (22:00 イルミネーション消灯・終了)
📞 お問い合わせ:鹿児島おぎおんさぁ振興会(TEL:099‑225‑9534)
宵祭と後夜祭は ウォーターフロントパーク(ドルフィンポート跡地) をメイン会場に開催。
ゴスペルやチアダンス、ステージ演舞など、夜ならではの雰囲気が楽しめます。
本祭は 天文館電車通り を中心に、鹿児島市中心部を舞台に御神幸行列が繰り広げられます。
毎年夏に、天文館周辺で行われる行事、おぎおんさあ。
今の時期になるとテレビでCMが流れますよね?
老若男女問わず、有名な行事ではあるのですが、ホームページとかで検索してみてもあまりたくさんの情報は載っていませんでした。
しかし今年の公式サイトは盛りだくさんの情報があってどれをどのように載せて良いか困ってしまうほどの情報量。
おぎおんさぁの公式ページでは、写真付きでわかりやすく紹介されています。興味のある方は、ぜひ公式サイトもチェックしてみてくださいね。
神輿を担ぐ方々の熱気は凄まじく、皆さん、勇壮でカッコいいですね^^
鹿児島の内外からも来て見てもらいたい歴史ある素晴らしい行事です。
🎎 おぎおんさぁの意味と由来

画像はイメージです。実際の「おぎおんさぁ」の祭りの様子ありませんので、ご了承ください。
鹿児島の夏の風物詩・おぎおんさあ。
ちょっと年配の人だと「おぎもんさあ」とか言いますが、鹿児島では有名な夏の行事ですよね?
天文館周辺が歩行者天国になったり、勇壮な神輿で練り歩いたりと、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような光景に必ず見に行く、って人も多いかもしれません。
夏はおぎおんさあ、秋はおはらまつりって感じでしょうか?
でも、おぎおんさあの名前は知ってはいるけれど、詳しいことは全く知らない、って人も実は周辺に多かったりもします。
おぎおんさあは、本当は『祇園祭』といいますが、鹿児島では親しみを込めて方言で「おぎおんさあ」と呼び、昔から広く親しまれてきました。
「おぎおんさぁ」は、八坂神社の祇園神事に由来する鹿児島版“祇園祭”。
江戸時代から続く歴史ある祭りで、悪疫退散と商売繁盛を願う目的で行われています。
行列には大神輿・傘鉾・山車・十二戴女(じゅうにたいじょ)など多彩な要素が登場。
稚児行列や地域住民の参加も多く、まさに鹿児島の夏の風物詩として定着しています。
十二単をまとった官女・巫女を乗せた御所車などを見ればわかるかもしれませんが、その歴史は実はとても古く江戸時代から続いており、庶民の手で盛大な祭りになった、と言われています。
遠く江戸時代から令和のこの時代まで続いているなんてすごい歴史ですよね^^
このおぎおんさあは、
👉 悪疫退散
👉 商売繁盛
を祈願して行われるお祭り。
悪疫とは、たちの悪い流行病。コレラ・ペストなどのことで、その昔は命を落としかねない大病だとして恐れられていたのでしょう。
今はその意味もあまり知られていないかもしれませんが、おぎおんさあは庶民文化の隆盛とともに盛大になった、庶民の為のお祭りなんですね。
🚗 おぎおんさあ 2025年の交通規制・公共交通情報
🚧 おぎおんさあ2025年・交通規制について
おぎおんさあは、高見馬場から朝日通りの間を歩行者天国にして、約2kmを総勢3,000人の行列が練り歩きます。
天文館の中心部を午後2時から行列が練り歩くため、交通規制が実施されます。
本祭当日(7月20日)は、天文館電車通りを中心に11:30〜17:30の間、交通規制が敷かれます。
高見馬場〜朝日通りは、バス・電車が通行できなくなるため、迂回運行になります。時間に余裕をもってお出かけください。
- 🕒 交通規制時間:11:30~17:30(7月20日・本祭)
- 📍 規制路線:高見馬場~朝日通り、天文館含む中心部 約2.5km(歩行者天国)
🚌 バス・高速バスの運行について
- ・鹿児島交通 / 南国交通 / JR九州バス / 空港リムジンバス / 高速バスなどは、「いづろ」「高見馬場」「天文館」停留所を一時通過します。
- ・迂回運行や臨時停留所が設けられる予定ですので、ご利用の際は事前に確認を。
⛔ 駐車場について
専用駐車場はありません。
公共交通機関または周辺の有料駐車場をご利用ください。
おぎおんさあの見どころ&おすすめの楽しみ方

画像はイメージです。実際の「おぎおんさぁ」の祭りの様子ありませんので、ご了承ください。
鹿児島の夏を代表する伝統行事といえば、やっぱり「おぎおんさあ」。
江戸時代から続くこの歴史あるお祭りは、神聖さと華やかさを兼ね備えた鹿児島ならではの風物詩です。
2025年もウォーターフロントパークや天文館エリアで盛大に開催される予定で、幻想的で勇壮な神輿行列が市街地を彩ります。
ここでは、そんなおぎおんさあの見どころと、より楽しむためのおすすめの過ごし方を詳しく紹介します。
【見どころ①】華やかな「ご神幸行列」は必見!
おぎおんさあの最大の見どころといえば、やはり「ご神幸(ごしんこう)行列」。
約3,000人が参加するこの行列は、鹿児島の中心街・天文館電車通りを舞台に、神輿や山車、十二単をまとった女性、稚児行列などが続き、まさに江戸時代へタイムスリップしたかのような情景です。
なおおぎおんさぁの巡幸行事は、鹿児島市指定無形民俗文化財に指定されています。
📌 おぎおんさあ|行列のポイントと見どころ
おぎおんさあの見どころのひとつ、伝統ある行列について詳しくご紹介します。写真映え・動画映えするポイントもたくさんあります📸
🌿 露払(つゆはらい)
「露払」は、おぎおんさあの行列で先頭を務める役割。進路の邪気を払い、清めることで神様を迎える準備を整えます。
神道において「祓い」は重要な神事の一つであり、幣(ぬさ)や塩を用いて通り道を浄めながら進む姿は、神聖な伝統の継承そのものです。
この行為は単なる儀式ではなく、神様の通り道を清め、穢れを遠ざけるための神聖な所作とされています。
🚙 御所車(ごしょぐるま)
御所車は、かつて貴族(公家)が乗っていた牛車。今ではおぎおんさあの華やかなシンボルの一つです。
十二単をまとった祇園官女が乗り込むその姿は、まるで時代絵巻のよう。昔は、童女や若者が付き添い、「ニセ」と呼ばれる役目がありました。
御所車の奉仕は、鹿児島市内の特定の家々に代々受け継がれている誇りある役割です。
🎐 大鉾・祇園傘
「傘鉾たてまつり」は、おぎおんさあの約1週間前に行われる重要な儀式。大鉾や祇園傘に神様の魂(神魂)を宿す神聖な儀式です。
神具となった鉾や傘には特別な扱いが求められ、以下のような作法があります:
- ⛔ 長い竹竿をまたいではいけない
- ⛔ 神魂を地面につけてはならない
また、赤米の稲穂を供え、豊作や厄除けを願う意味も込められています。
👘 稚児花籠(ちごはなかご)
華やかな行列に彩りを添えるのが、稚児(ちご)と呼ばれる子どもたち。
稚児たちは祭りの前に「稚児御位奉戴祭(ちごごいほうたいさい)」という儀式で、京都の伝統にならい「五位の少将・十万石の公家」の位を授かります。
その凛とした姿、美しい衣装、そして身につけたお守り——見る人すべての心を和ませる存在です。
🐎 御神馬(ごしんめ)
御神馬とは、神社に奉納される白馬で、古来より神様の乗り物と考えられてきました。
昔は神様の降臨を願い、生きた馬を奉納する風習がありました。
おぎおんさあに登場する御神馬は、鹿児島市で親子代々大切に育てられている特別な存在です。
🚧 交通規制と観覧のチャンス
おぎおんさあは午後2時頃から鹿児島市中心部が通行止めとなり、歩行者天国になります。
間近で行列を楽しむことができ、写真・動画を撮る絶好のチャンス📸です!